Zaif(ザイフ)の信用取引の特徴・売買手順・決済方法について
Zaif(ザイフ)ではレバレッジをかけられる信用取引の利用ができます。
数千円という少額からでも始められる仮想通貨投資ですが、信用取引を行えば少ない元手でより大きな利益を手に入れられる可能性があります。
「だけど、信用取引は分かりづらいし、リスクが怖い…」と思っている方にこそ、Zaifの信用取引はおすすめです。
この記事では、Zaifで始められる信用取引の特徴、売買手順、決済方法、リスク・注意点、について、わかりやすくご説明しています。
ぜひ参考にし、信用取引を始めてみましょう!
※2021年12月現在、ザイフの信用取引はサービス停止中です。
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そもそも「信用取引」とは?
信用取引とは、仮想通貨の借り入れを行い、 借り入れた仮想通貨を一定期間後に返還する取引のことをいいます。
借り入れを行うには、借り入れを行う仮想通貨の価格に応じた証拠金を預け入れる必要があり、預け入れる必要がある証拠金の額は、信用取引注文を行う時点で計算されます。
取引所や販売所でビットコインを売買した経験がある人でも、信用取引についてはよく知らない・やったことがない、という人は多いと思います。
それは、信用取引について「なんとなく怖い」というイメージがあるからではないでしょうか?
「現物取引」と「信用取引」の違い
通常、現物取引では、安い時に買い、高くなった時に売ることで、その差額分を利益とみなします。
つまり、現物取引で利益を出すためには、安い時にあらかじめ買っておく必要があるということです。
一方、信用取引では「買い」からだけでなく、「売り」からも取引を始めることができます。
下げトレンドであっても、その時点では保有していない仮想通貨を高く売っておいて(空売り)、安くなったときに買い戻すことで、差額の利益を得るという方法も可能なのです。
もちろん、現物取引同様、上げトレンドで安く買って高く売り、その差額で利益を出すことも可能です。
「自分がまだ持っていない仮想通貨を売る」…なんか不思議だけど、信用取引だと、相場が上げトレンドであっても下げトレンドであっても、利益を得る方法があるってことね!
Zaifの信用取引の特徴は?
Zaifの信用取引には、次の3つの特徴があります。
- 追証が不要
- レバレッジは最大4倍※
- 仮想通貨を担保として預けられる
※2021年12月現在、ザイフの信用取引はサービス停止中です。サービスが再開したら金融商品取引法改正に基づき、レバレッジ率は最大2倍に変更する可能性があります。
ひとつずつの特徴について、これから詳しくご説明します。
Zaifの信用取引の特徴①追証が不要
「追加証拠金」の略語。レバレッジをかけた取引では、証拠金の割合が一定の比率を下回った場合、取引所から追加で証拠金(保証金)を差し出すよう求められます。これを追証と呼びます。追証の判定基準は、取引所によって異なります。
Zaifでは、信用取引での決済時に利益が出ていた場合にのみ、利益に対して0.7%相当の金額が手数料として聴取されます。※ただし、レバレッジ1倍の時は不要です。
相場の急変があって決済時に預り金以上の損失が発生する可能性があるときでも、この手数料の徴収により、追証のないサービスとして提供されるので、口座残高の範囲内で安心して取引することができます。
Zaifの信用取引の特徴②レバレッジは最大4倍
Zaifの信用取引では、最大4倍のレバレッジをかけることができます。
てこ(レバレッジ)をかけた取引のことです。レバレッジが4倍のとき、証拠金25万円を元手に、100万円相当までの取引が可能です。
※2021年12月現在、ザイフの信用取引はサービス停止中です。サービスが再開したら金融商品取引法改正に基づき、レバレッジ率は最大2倍に変更する可能性があります。
Zaifの信用取引の特徴③仮想通貨を担保として預けられる
Zaifの信用取引で担保として預けられるのは、日本円以外にも、次の仮想通貨です。
- ビットコイン(BTC)
- ネム(XEM)
- モナ(MONA)
信用取引注文時に、アカウント内の日本円残高が証拠金の額に足りない場合であっても、上記仮想通貨により不足額相当分の仮想通貨を預けることができるときは、自動的に当該不足額相当分の BTC、XEM、MONAを証拠金として預け入れることになります。
Zaifの信用取引にかかる手数料
信用取引では、次のとおり手数料がかかります。
種類 | 手数料 |
---|---|
決済手数料 / 決済時 | 0% |
借入手数料 / 1日あたり | 0.039% |
利益手数料 / 決済時 | 0.7% |
ただし、決済手数料0%の対象は「BTC/JPY」の場合のみです。
その他の信用取引手数料は、各通貨の現物取引の料率に準じて発生する点はご注意ください。
Zaifの信用取引を始める前に
ここからは、信用取引のやり方についてご説明します。
使用条件
Zaifで信用取引を取引を始めるには、次の3つの条件を満たしている必要があります。
- 本人確認(電話番号承認と本人確認書類の両方)が完了していること
- 証拠金として確保できる日本円残高があること
- リスクについて理解し、規約に同意していることこと
信用取引の流れ
まずは、ざっくりと取引の流れを頭に入れておきましょう。
- 売買注文を出す
- 売買注文を約定する
- 反対売買注文を出す
- 反対売買注文を約定する
売買注文を出した後でも、約定前なら注文の取り消しが可能です。
参考:注文のキャンセルはできますか?│Zaif公式ホームページ
ただし、取り消した場合でも、注文開始日からの手数料は発生するので注意しましょう。
売買の約定後は注文の取り消しが出来ず、決済までポジションを保持します。
Zaifの信用取引の手順
ここでは、次の手順をご説明します。
- 売買注文の出し方(確定方法)
- 注文内容の確認方法
- 注文内容の変更方法
- 反対売買約定後の取引履歴確認方法
①Zaifのサイトにログインしたら、画面右上「取引」をクリックしてください。
「ビットコイン/日本円取引」のボードが表示されます。
「信用買い」「信用売り」タブを切り替え、信用取引を行っていくことになります。
②「信用取引を開始するには、信用取引とリスクについてをよくお読みになり、内容とリスクについて同意してください。」とメッセージが表示されている場合は、規約を読み、チェックボックスにチェックを入れて「送信する」ボタンをクリックしてください。
これで、信用取引を始めるための画面の準備ができました。
売買注文の出し方(確定方法)
ここでは、信用売りの手順をご案内しますが、信用買いの手順も同様です。
①「信用売り」タブを開き、建玉の価格(1BTCの価格(JPY))、レバレッジ、数量を入力(選択)します。
反対売買の希望する決済価格は「リミット買い」欄に入力します。このリミット買いの入力は任意ですが、反対売買をする場合、最終的にはリミットを指定する必要があります。
ストップ価格入力は任意です。
ストップ価格とは、ストップロス設定のことで、相場が不利な方向へ進んだ場合、さらなる損失を防ぐために、ポジションを精算し損失を確定させる行為です。
ストップロスを設定しておくことで、損切りを自動的に行い、市場価格が指定した価格に到達すると成り行き注文で決済することが可能です。
②入力を終えたら、「信用売り」ボタンをクリックします。「注文を受け付けました」とメッセージ表示され、注文確定となります。
注文内容の確認方法
①注文が確定すると、「板」「アクティブな注文」「未約定注文」にそれぞれ表示されます。
②アクティブな注文に並んでいる取引の「詳細」ボタンをクリックすると、該当の注文内容の詳細を確認できます。
③注文後に売買が約定すると、「取引履歴」に表示されるようになります。
注文の変更方法
注文内容は、注文詳細画面から変更することができます。
ただし、確定後は注文変更ができませんので、ご注意ください。
①注文詳細画面から、右下の「注文価格・リミットの変更」ボタンをクリックします。
②「下記の信用取引注文を変更します」という画面が表示されますので、任意の内容に変更し、右下の「更新」ボタンをクリックします。
反対売買約定後の取引履歴確認方法
すべての反対売買が約定すると、自動的に決済完了です。
取引の詳細は、「取引履歴」>「信用取引履歴一覧」から確認することができます。
Zaifの信用取引のリスク・注意点
ここからは、Zaifで信用取引を行う際のリスクと注意点についてご説明します。
Zaifの信用取引は追証が不要で、口座残高以上のマイナスは発生しないことはすでにご説明しました。
しかし、証拠金の元本及び利益は保証されず、不利な方向に価格が変動した場合は、損失が発生することがあります。
信用取引は、レバレッジ(てこの作用)による高度なリスクがともないます。
レバレッジ倍率が高ければ、それだけリターンが大きくなるのですが、その反面、予想した相場と違った場合には損失も大きくなるという点は留意しましょう。
- ロスカットルールにしたがって強制決済される可能性がある
- ロスカット発動時の決済価格は市場の状態に左右される
- ストップロス注文もその時点での市場の状態に左右される
- 市場動向や取引量等の状況によって、建玉の反対売買が困難となり、損失が拡大する可能性がある
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Zaifの信用取引は特徴とリスクを理解しトレードしよう
Zaifの信用取引は「追証なし」「最大レバレッジ4倍」という特徴が魅力的である一方で、市場の動向に左右されるリスクもあることが分かりました。
とくに初めて信用取引を行う際は、余裕資金で、かつ、低レバレッジで行うよう心がけましょう。
デメリットとリスクを理解しした上で、少額投資で大きな利益を得られるという信用取引ならではのメリットを活かしたトレードを行っていきましょう。