- チャート確認なら「コイン相場」
- 資産管理なら「CoinStats(コインスタッツ)」
- 紹介するアプリはすべて無料
仮想通貨に関連するアプリはたくさんリリースされています。使いこなせば、大きな収益を上げられるでしょう。
しかし仮想通貨のアプリといっても「取引所」「ポートフォリオ」「ウォレット」「ニュース」「練習・シミュレーション」など種類はさまざま。この記事ではおすすめのアプリを種類ごとに紹介します。
紹介するアプリはすべて無料なので、気になるものを見つけたら、まずはダウンロードして実際に使ってみてください。
チャート機能もある仮想通貨取引所アプリ
仮想通貨取引所が提供する公式アプリには、仮想通貨の売買とチャート機能があります。
紹介するアプリは次の3種類。
ビットフライヤー(bitFlyer) | DMMビットコイン | GMOコイン | |
---|---|---|---|
レバレッジ取引対象コイン | ビットコインのみ | 7種類 | 5種類 |
チャート | 〇 | 〇 | 〇 |
チャートのテクニカル分析 | ✕ | 〇 | 〇 |
アラート | △(※1) | 〇 | △(※2) |
外出先でも取引ができるため、どれか1つはダウンロードしておきたいアプリです。とくに「DMMビットコイン」は自分が設定した価格に達すると通知が入る「アラート機能」があり、おすすめですよ。
初心者も使いやすい『bitFlyer』

ビットフライヤーはビットコイン取引量日本一の仮想通貨取引所。
その公式アプリでは「ビットコインとアルトコインの売買」、「チャートの確認」、「QRコードを用いた決済機能」などを備えています。シンプルで見やすい画面表示のため、初心者でも簡単に操作可能。
はじめて仮想通貨の売買をする人にも、使いやすいアプリです。
ビットフライヤーのアプリについて詳しくは「ビットフライヤーの使い方を解説!アプリで仮想通貨を買う方法」をみてください。
リップルやNEMも取引可能な『DMMビットコイン』

DMMビットコインは販売所形式で仮想通貨を取引します。ビットコイン・アルトコインともにレバレッジ取引が可能で、リップルやXEMにも対応。国内の取引所の中では、一番多くの仮想通貨をレバレッジで売買できます。
アルトコインをお得に取引したい人は、DMMビットコインで口座を開設しておきましょう。
またアプリは仮想通貨ごとにレートアラートを設定可能。通貨が設定した価格に達した場合、通知が表示されます。
詳しくは「【画像つき】DMM Bitcoinアプリの使い方を解説」を参照してください。
アルトコインにも対応した『GMOコイン』

GMOコインのアプリ「ビットレ君」はレバレッジ取引に特化したアプリです。「スピード注文」など便利な機能を備えています。とくにローソク表示のチャートは移動平均線の設定など、テクニカル分析が可能です。
また2018年5月30日には、ビットコイン以外の仮想通貨にも対応しました。
対応通貨は次のとおり。
- ビットコイン(BTC/JPY)
- イーサリアム(ETH/JPY)
- ビットコインキャッシュ(BCH/JPY)
- ライトコイン(LTC/JPY)
- リップル(XRP/JPY)
またアラート機能については、レバレッジのロスカットを知らせるものはありますが、通貨の価格変動に関するものはありません。
ビットレ君については「
GMOコインのFXアプリ『ビットレ君』での入金と注文の方法を解説」で紹介しています。
仮想通貨の資産管理に便利なポートフォリオアプリ
仮想通貨の一元管理に便利なのがポートフォリオ系アプリです。複数の取引所に預けている仮想通貨やトークンの種類・総額も、1つのアプリで確認可能。
仮想通貨の取引に慣れ、多くの取引所を利用し始めたときに便利なアプリです。
またアラート表示やニュースなど、取引に便利な機能を備えたアプリもあるので、それぞれみていきましょう。
Cryptofolio(クリプトフォリオ) | CoinStats(コインスタッツ) | |
---|---|---|
円グラフ | 〇 | 〇 |
チャート | 〇 | 〇 |
アラート | ✕ | 〇 |
日本語 | 〇 | △ |
ニュース | 〇 | 〇※ |
ウィジェット | 〇 | 〇 |
どちらのアプリもiPhoneなどのiOSとAndroidの両方に対応しています。
画面が見やすい『Cryptofolio』

「Cryptofolio(クリプトフォリオ)」はiOSとandroid対応の資産管理アプリ。
株式会社クリプトフォリオという日本の会社が運営しており、次のような特徴があります。
- 日本語完全対応
- 円グラフによる総資産表示
- ニュース機能
- ウィジェット機能
Cryptofolioは日本語ですべての機能を扱えるのが大きな強み。ニュースやウィジェットなど、ポートフォリオに役立つ機能も揃えています。
どのポートフォリオアプリを使うか迷ったら、まずはダウンロードしてみましょう。
便利なアプリですが、クリプトフォリオにはアラート機能が実装されていません。アラート機能がほしい場合は、ほかのアプリと併用するのもおすすめです。
日本語にも対応した『CoinStats』

「CoinStats(コインスタッツ)」はiOSとandroidの両方に対応したポートフォリオアプリです。
大きな特徴は「Coin Market Capとの連携」と「仮想通貨のお気に入り機能」。
Coin Market Capは仮想通貨の時価総額ランキングを閲覧できるサイト。CoinStatsはそこからデータを取得し、リアルタイムで更新しているのです。各コインを選択すれば、価格推移をチャートで確認できます。
保有していないコインも登録できるため、気になる仮想通貨を登録して値動きをチェックするという使い方も可能です。
ほかにも「アラート機能」、「日本語対応」、「円グラフ表示」、「ニュース」、「ウィジェット」を実装しています。
ただしニュースを含む一部表示は日本語未対応。
そのため人によっては使いにくいかもしれません。
どちらも無料のアプリなので、実際にダウンロードし、比較したうえで決めるのがいいでしょう。
仮想通貨を安全に管理できるウォレットアプリ
ウォレットアプリは秘密鍵を端末内で管理します。そのためハッキングリスクが低く、安全性が高いのが特徴。
また端末を紛失しても、バックアップ用のフレーズがあれば、ウォレットの内容は復元できます。
仮想通貨のセキュリティを高めたい人は導入してみましょう。
- Ginco
- breadwallet
- bitpay
3種類のアプリのうち、GincoはiOS版のみですが、Androidにも対応予定です。
日本の会社が開発した『Ginco』

「Ginco(ギンコ)」は2018年4月にリリースされたモバイルウォレットで、現在iPhoneなどのiOS版のみ提供されています。運営は「株式会社Ginco」という日本の会社。そのためアプリも日本語に完全対応しています。
GincoはERC20トークンも含む12種類の仮想通貨に対応。
アップデートによりその種類はさらに増加します。
ほかにもブロックチェーンを用いた分散型取引所(DEX)の搭載や法定通貨のワンストップ入金など、さまざまなアップデートを予定。
Gincoは、今後の発展に期待がもてるモバイルウォレットアプリの1つです。
詳しくは「国内発ウォレット『Ginco』とは?特徴や使い方を詳しく解説」を参照してください。
シンプルで使いやすい『breadwallet』

「breadwallet(ブレッドウォレット)」の特徴は、その使いやすさにあります。
仮想通貨初心者の人でも安心して利用できるんですよ。
使い方は非常に簡単で、アプリをインストールした後、復元フレーズの設定などをするだけ。アカウント登録などの作業は必要ありません。入金や送金もQRコードを利用すれば、すぐに完了するので便利です。
対応通貨は次のとおり。
- ビットコイン(BTC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- イーサリアム(ETH)
対応通貨は今後も増えていき、2018年5月にはERC20トークンも追加予定。
また送金手数料を自動で決めてくれるという特徴もあります。
breadwalletは初めてモバイルウォレットを使う人におすすめのアプリです。
詳しくは「Breadwallet(ブレッドウォレット)の使い方を徹底解説!」を確認してください。
ビットコインの管理なら『bitpay』

「bitpay(ビットペイ)」はモバイルウォレットとしても、デスクトップウォレットとしても利用できます。
主な特徴は次のとおり。
- 日本語に対応
- 対応通貨はビットコイン(BTC)、ビットコインキャシュ(BTC)
- マルチシグ採用
またデビットカードに対応したお店で、bitpayからのビットコイン決済を行うこともできました。ただし日本ではサービスを停止しており、米国とヨーロッパ以外では使用できません。
bitpayも使いやすいアプリですが、対応通貨が少ないのがデメリット。
bitpayについて詳しくは「ビットコインウォレットbitpayの登録方法と使い方を徹底解説!」を参照してください。
Ledger Nano S(レジャーナノS)やTREZOR(トレザー)は、より多くの仮想通貨を管理できます。
詳しくは「ハードウェアウォレットとは?仕組みと注意点を解説」を参照してください。
最新情報をまとめて確認できるニュースアプリ
ニュースサイトを複数巡回しなくても、アプリ1つで仮想通貨関連の情報をまとめてくれます。
仮想通貨に関する事件や、世界の動きを見逃さないためにも、何か1つダウンロードしておくと便利でしょう。
- 仮想通貨ニュース
- コイン相場
- BitNews
3つのアプリのうち「仮想通貨ニュース」はiOS版のみの配信です。
情報量の多い『仮想通貨ニュース』

「仮想通貨ニュース」はiOS用のアプリで、様々なニュースサイトやブログの記事をまとめています。
仮想通貨に関するニュースはほとんど網羅されているため、導入必須のアプリといえるでしょう。
その特徴はカテゴリの豊富さ。「ICO」「ブロックチェーン」「DApps」「マイニング」など細かく分類されています。また「お役立ち」の項目を選択すれば、初級~上級者別にまとめた記事や用語集の閲覧も可能。仮想通貨の知識をいっそう深めることができます。
アービトラージに便利な『コイン相場』

「コイン相場」はICOの情報を提供している「COIN JINJA」が運営。
ICOに関する情報が豊富で、プロジェクトの確認が容易にできます。
ニュースは「速報」「News」「Column」「ICO」ごとに分かれており、最新の記事が追加されたら通知を受け取ることも可能です。
ほかにも次のような特徴があります。
- アービトラージに使いやすいウォッチリスト・チャート
- ウィジェット
- ポートフォリオ(資産管理)
- 仮想通貨取引所との連携
- 無料で仮想通貨が貰えるエアドロップQ
- 税金計算
- アラート機能
コイン相場の価格チャートは、取引所ごとに分かれているんですよ。
そのため取引所間の相場比較が行いやすく、アービトラージ※に適しています。
取引所の価格差を利用して利益を上げること。価格の低い取引所で仮想通貨を購入し、価格の高い取引所で仮想通貨を売却します。
またコイン相場の「エアドロップQ」というサービスでは、クイズに挑戦して正解すると仮想通貨を獲得することが可能です。無料で挑戦できるので、ぜひ試してみてください。
軽くて使いやすい『BitNews』

「BitNews(ビットニュース)」は仮想通貨のニュースとマーケットに特化しています。
機能が絞られている分アプリが軽く、瞬時に情報確認できるのが特徴。
日本経済新聞やロイター通信といったメディアから、個人運営のブログまで幅広い記事がまとめられています。また通貨ごとのニュースも確認可能。
マーケットは約1,400種類の仮想通貨の価格変動を確認でき、急上昇コインなども表示されます。
仮想通貨取引のデモ体験ができるシミュレーションアプリ
シミュレーションアプリを使えば、仮想通貨取引を無料で体験できます。リスクなしで投資の練習ができるため、初心者の人におすすめです。
いきなり本当の取引を始めるのが恐い人は、ダウンロードしてみてください。
- 「iトレFX」
- 仮想通貨シミュレーション「Coin Checker」
- 「BitVirtual」
「Coin Checker」はiOS版のみです。
ビットフライヤーの相場を利用した『iトレFX』

「iトレFX」はFXと仮想通貨取引の2つを体験できるアプリ。
遊び方は簡単で、元金100万円で仮想通貨を売買して、全国のユーザーたちと総資産額で競い合います。
対応通貨は次のとおり。
- ビットコイン(BTC/JPY)
- ビットコインキャッシュ(BCH/JPY・BCH/BTC)
- イーサリアム(ETH/JPY・ETH/BTC)
売買は成行注文だけでなく、IFD注文・OCO注文・IFO注文も可能。
また取引はビットフライヤーが提供する実際のレートで行います。
実際の相場で取引ができるため、よりリアルに近い感覚で投資が体験可能。チャート機能も備えており、移動平均線を用いた詳細な分析もできます。
練習系のアプリで迷ったら、「iトレFX」がおすすめ。
仮想通貨シミュレーション『Coin Checker』

「Coin Checker(コインチェッカー)」はビットコイン、リップル(XRP)、イーサリアム、ライトコイン(LTC)の売買ができるシミュレーションアプリです。
iトレFXに比べるとシンプルな取引画面で、注文方法も現物取引のみ。
そのため手軽に取引を体験してみたい初心者におすすめです。
またニュースも簡単にチェックできるため、必要な情報を瞬時に集めることができます。
対応する仮想通貨が多い『BitVirtual』

「BitVirtual(ビットバーチャル)」は取引できる仮想通貨の種類が豊富です。。その数はビットコインを含めた全14種類。Monero(モネロ)など国内では扱っていないコインの売買シミュレーションも可能です。
またBitVirtualをSNSでシェアすれば、1,900種類以上のアルトコインを取引できます。
多数の仮想通貨をデモトレードしたい人に適したアプリでしょう。
損益を簡単に算出できる税金計算ツール
仮想通貨投資で利益を上げた際、面倒なのが税金問題。
20万円を超える利益は、雑所得として計上されるため確定申告が必要です。また利益額の計算は、自分で行わなければなりません。
そんなとき便利なのが税金計算ツール。
「Cryptact(クリプタクト)」などのツールを使えば、複雑な税金も自動計算できるのです。
詳しくは「仮想通貨は確定申告が面倒?アプリやツールを使えば計算が楽になる!」で紹介しています。
ただし「App Store」や「Google Play」からダウンロードするわけではないので、注意してください。
おすすめアプリを無料でダウンロードしよう
どれも便利で使いやすいアプリばかり。利用は無料なので、手軽にダウンロードできます。
とくに「CoinStats(コインスタッツ)」と「コイン相場」がおすすめ。
この2つのアプリをダウンロードしておくだけで、仮想通貨の資産管理が簡単になり、取引所の価格差も一目瞭然です。
どちらのアプリも「チャート」「アラート」「ウィジェット」といった取引に便利な機能を備えているのも魅力的。
より詳細なチャート分析をしたい場合は、「DMMビットコイン」や「GMOコイン」を使用するなど、自分の目的に合わせてアプリを追加ダウンロードするのもよいでしょう。