リップルの魅力とは?グーグルも出資するXRPの特徴と将来性

2017年末になって、ビットコインに続く仮想通貨時価総額第2位の座をイーサリアムから奪ったのが「リップル」です。

リップルは2018年1月になって、時価総額でアルトコインとしては初となる1,000億ドルを超え、ビットコインの半分以上にまで達し、注目を集めました。

リップルは検索大手のGoogleからの出資や、SBIなど金融機関との提携といったニュースも相次ぎ、将来性があると考えられています。

話題の仮想通貨リップルとはいったい、どんな仮想通貨なのか。

その特徴について詳しく解説していきます。

そもそもリップルとはどんな仮想通貨なの?

「リップル」というのはシステムの名称で、仮想通貨の単位、XRPが正式な名称となります。

よく間違えやすいのですが、「リップル」とは、正確には米国のリップル社が開発した決済サービスのことを指します。

この決済サービスにおいては円やドルといった各国の通貨を、XRPという通貨単位に替えてをネットワーク上で使用することにより、高速、低コストで決済を行う仕組みになっています。

細かい説明は追って行いますが、リップルのネットワークを使えば、XRPという通貨単位にいったん変換することで、さまざまな通貨と直接送金することが可能になります。

なお、すでにリップルという呼び名が一般的となっているので、ここではリップル(単位はXRP)で統一することにします。

あのGoogleも認めた唯一の仮想通貨?リップル

リップルには、あの検索大手のGoogleもグーグル・ベンチャーズとして出資を行っています。

仮想通貨関係で、Googleが出資を行っているのは2018年2月現在、リップルのみとなっており、いかにリップルが評価されているのかがよくわかります。

Googleがリップルに出資した理由については明らかにされていませんが、将来的にはGoogle上で決済が必要なサービス(Google Play等)の支払いにリップルのプログラムが使用されるのではないか、という見方もあります。

それを裏付けるかのように、Googleやアップルが仮想通貨に対応したプログラムを採用するというニュースがあり、そこにリップルの技術を使ったシステムが使われていることがわかっています。

ネット上での決済では、クレジットカードが主流になっていますが、番号の登録や認証など、利用する側にとって面倒な手続きが多いのも事実です。

リップルの技術を使って仮想通貨のウォレットを使って簡単に決済ができるようになれば、仮想通貨による決済が爆発的に拡大することも考えられます。

リップルとビットコインの違いは?

仮想通貨の中でも、リップルは少し異色、といわれています。

代表的な仮想通貨であるビットコインと比較して、違いをみていくことにします。

リップルは分散型台帳「XRP Ledger」を使用!

ビットコインをはじめ、多くの仮想通貨はブロックチェーンという台帳システムを利用していますが、リップルは「XRP Ledger」という分散型台帳を利用しています。

ブロックチェーンがブロック状の取引記録を繋げて保管するのに対し、XRP Ledgerでは取引記録を分散して保管しています。

リップルは取引の処理スピードが速い

ビットコインと比較したリップルの強みですが、なんといっても送金スピードの速さです。

現在、ビットコインはネットワークの混雑もあり、送金してから決済となるまで1時間ちかくかかることもざらになってきました。

ビットコインは1秒あたりの取引量が6件程度といわれています。

リップルは1秒間に1,500件の取引を処理できるといわれており、これは信販会社のクレジットカードでの処理能力ほどではないですが、実用上は十分な処理速度といえるでしょう。

リップルはマイニングができない

ビットコインの特徴の一つとして挙げられるマイニング。

ビットコインは管理する主体が存在せず、唯一マイニングによって新たなビットコインが発行されることになります。

誰でも参加可能で、暗号を解くことにより報酬としてビットコインを受け取れることからマイニングも激化し、中国などでは専用のマイニング工場を使ってマイニングを行うなど、今や一大産業のような様相を呈しています。

一方、リップルにはマイニングという仕組みはなく、リップル社自身が1,000億を上限としてすでにすべて発行済の状態です。

かつてはマイニングに似た、WCGという仕組みでリップルを受け取ることが可能でした。

WGCとは「World Community Grid」の略で、社会貢献を目的とした世界最大規模の分散型のコンピューターを使用したボランティア活動です。

このプログラムをPCにダウンロードすると、アイドリング状態の時にプログラムが作動し、必要な計算を行って送信するという仕組みです。

医療や科学など、あらゆる分野のプロジェクトが用意されており、自分で協力したいと思ったプロジェクトを選択することが可能です。

このプロジェクトに参加する報酬としてリップルが使われていたのですが、現在、リップルの配布は行われていないので、リップルを入手するには仮想通貨取引所で購入する以外に方法はありません。

リップルを購入すること=貸しを作ること?

ここまでの説明で、リップルを購入したい、と考えた方もいらっしゃるでしょう。

ただし、購入にあたって注意が必要なのは、リップルは通貨というよりも借用証書に近い性質がある、という点です。

Aさんがリップルを1XRP、Bさんから購入する場合を考えてみましょう。

Aさんは140円をBさんに支払い、代わりに1XRPを受け取ります。

この1XRPが意味しているのは、AさんはBさんに140円を貸しています、ということなのです。

通常の借用証書では、AさんとBさん間以外の決済に使用することはできません。

しかし、リップル社のネットワークの中で、XRPという単位で共通化することにより、他での決済にも利用できる機能を持たせているわけです。

ただし、リップルのネットワーク以外ではリップルは全く使用できません。

そのため、もし、資産を預けている取扱所がリップルのネットワークから抜けてしまうと、リップルも全く価値がなくなってしまうことになるというリスクがあるので要注意です。

SBIとリップルの提携プロジェクトがコルレス銀行で不要に?

リップル株式会とSBIホールディングス株式会社とのによる合弁会社、「SBIリップルアジア株式会社」が主導するプロジェクト、「内外為替一元化コンソーシアムプロジェクト」をご存知でしょうか。

リップルの価値を高めることになったこのプロジェクト、現在の海外送金のシステムを劇的に変えるものとして注目が集まっています。

コルレス銀行は国際間で銀行を仲介する銀行

現在、外国あてに為替を送金する場合には、必ずコルレス銀行を経由する必要があります。

コルレス銀行は、正式には、「Correspondent Bank」といい、国際決済を行う銀行が、個別に他国の銀行を契約し、専用の口座を設けて為替のやりとりを行う銀行です。

コルレス銀行専用の銀行があるわけではなく、各国の主要な銀行が、それぞれ専用の口座を設けてこの業務を行っています。

日本から外国に送金する場合には、日本の銀行に送金依頼して手数料を支払い、次の経由するコルレス銀行に手数料を支払い、最終的に相手国の銀行にも手数料を支払うこととなり、合計3回も手数料を支払うことになりますし、時間もかかります。

海外への送金は随分、手間がかかるんですね。
うむ。一回の送金に約7%もの手数料がかかるともいわれていて、海外との取引でいくら利益を得たしてもこの手数料を引かれると儲けがなくなってしまった、というケースも考えられる。

リップルの内外為替一元化コンソーシアムが国際間送金を変える!

内外為替一元化コンソーシアムとは、リップル社が中心となり、分散型台帳技術を活用して、自国と他国の通貨を一元化したプラットフォームを作ることを目標としたプロジェクトです。

低コストかつ24時間リアルタイムでの送金を目標にしていることから、実現すればこれまでのコルレス銀行という存在は不要になってしまうかもしれません。

このプロジェクトには海外からも注目を集め、シンガポール金融管理局やイングランド銀行といった政府系の中央銀行や、バンクオブアメリカなどの主要銀行など、このプロジェクトに対し支持を表明している金融機関は全世界で51にも上ります。

ちなみに、日本からも三菱東京UFJ、みずほ銀行及び三井住友銀行といういわゆる3大メガバンクやゆうちょ銀行といった大手銀行を含め61行が参加しています。

さらに、韓国のデイリーインテリジェンスとも提携し、日韓で共同実験が進められています。

この共同実験の結果によりますが、ゆくゆくはこの技術を利用した国際送金がスタンダードになるのかもしれません。

リップル(XRP)が国際送金を変えるかもしれないんだね。
将来的に、この送金システムにリップル(XRP)が用いられるかどうか、現時点ではわからない。だがプロジェクトの主体にリップル社が関わっているから、リップルを使う可能性も高い。今後の進展に注目していきたいところだ。

チャートでこれまでのリップルの動きを振り返る

それでは、リップルのこれまでの動きをチャートで追っていきましょう。

開発から2016年までは低迷が続く

リップルは2013年9月に公開されていますが、金融機関などへの導入もなかったこともあり、1XRPが1円以下という状態が続きます。

海外の仮想通貨取引所で取り扱いが始まったことを受け、2013年12月には6円まで上昇します。

しかし、この動きに水を差すように、2014年に問題が発生します。

なんと、リップルを退職した創業者の一人が、所有するリップルを大量に売却したため、リップルに不安を覚える人が急増、投げ売り状態になって価格も0.3円にまで下落してしまいます。

その後も価格はずっと低迷を続け、多少の上昇見られましたがそれでも1円程度、それが2015年、2016年を通じて続きます。

さまざまな金融機関との提携が転機となった2017年

2017年になって、さまざまな金融機関などでリップルを使った送金テストが活発化してきます。

また、仮想通貨市場全体が2017年4月~5月に高騰したことを受けてリップルの価格も上昇し、なんと約10倍となる45円を記録しました。

しかし、それもつかの間、再び相場は落ち着き、20円程度で推移していきます。

2017年12月のロックアップ発表でいきなり高騰

細かな上昇はありましたが、転機となったのは12月8日にリップル社が行った公式のアナウンスだといわれています。

リップル社はこのアナウンスの中で、保有している550億XRPのロックアップが完了した、と発表しました。

リップル社が所有しているリップルをロックアップ(資産の凍結)し、委託会社に任せることになったのです。

つまり、リップル社自身の意思で市場にリップルを放出できなくなります。

その後、2017年12月12日から価格が上昇を始めます。

そこから、10日ほどで一気に100円を突破しました。

この時期、ビットコインは大きく値を下げていきますが、リップルは価格上昇を続け、2017年12月末には281円を記録しました。

年が明けて、仮想通貨市場全体の減速の影響を受け、2018年1月30日現在では130円前に落ち着いています。

リップルコインはどこで購入できる?

時価総額でイーサリアムが抜いたこともあり、ビットコインの次の一手としてリップルの購入を考えている方もいらっしゃるのでは?

リップルを購入するには仮想通貨取引場に登録する必要がありますが、残念ながらビットコインに比べるとまだまだ取り扱っている仮想通貨取引場は少数です。

coincheck(コインチェック)で取り扱いがあったことから、初心者の方であればアプリも使いやすいのでおすすめ、と言われていましたが、残念ながらハッキングの被害にあったため、2018年1月31日現在、出入金を停止中です。

行政処分の対象となることも確定し、今後の見通しも不透明な状況です。


コインチェック以外に日本の仮想通貨取引所でリップルの取扱いがあるのはbitbank(ビットバンク)、GMOコイン及びDMMビットコインの3か所です。

手数料など、細かい部分で違いがあるので、自分の運用方針にあった仮想通貨取引所を選びたいところです。

まず、ビットバンクですが、こちらは仮想通貨販売所ではなく、取引所です。

このため、リップルを売りたい、買いたい人と直接トレードできるのが特徴です。

スプレッド(売る価格と購入する価格の差)も比較的小さいことから少しでも安く購入したい人にはメリットが大きいでしょう。

ただし、売り手と買い手の価格とボリュームがマッチングすることが前提なので、必ずしも取引が成立するとは限らない点は要注意です。

続いて紹介するGMOコインは、FX取引では業界大手のGMOグループが手掛ける仮想通貨取引所です。

今回のコインチェックの騒動を受けて、万一の場合に備え、なるべく大手の取引所を選びたい、という方も多いのではないでしょうか。

そういう方には、FXでも高い実績を誇るGMOグループということが安心感につながるのではないでしょうか。

最後に紹介するのがDMMビットコインでこちらも大手のDMM.comが2018年から手掛ける仮想通貨取引所です。

リップルコインは、レバレッジ取引のみとなっているのが特徴です。

しかし、ボラティリティ(価格変動)が大きい仮想通貨にレバレッジをかけてしまうことについては、専門家からも「リスクが高い」という意見が出されています。

そのため、仮想通貨ビギナーがいきなりトライするのはおすすめできません。

ただし、サービスインしたばかりで、今後はさまざまなサービスメニューを拡大していくことも考えられます。

将来的なサービス充実に期待したいところですね。

将来性が期待できる?リップルの将来性は

2017年末の大高騰から一気に下落と、仮想通貨市場は激動の時代を迎えています。

しかし、その中でもリップルのシステムを採用する金融機関はこれから増えていくという予想もあり、先に述べたとおりGoogleとの関係もあることから将来性は高いものと考えられています。

現在、日本では取り扱っている取引所の数が少ないのがネックですが、今後はそれも解消されていくのではないでしょうか。

高騰しているといってもビットコインに比べればまだまだ低価格で購入できるのも魅力でしょう。

ポストビットコインの最右翼として、各金融機関との提携のニュースなども含めてリップルの今後の動向から目が離せない状況が続きそうです。

share bitters!!この記事をシェア!

堅牢なセキュリティ体制で安心して取引できます!

この記事を読んだご意見、感想などをコメントしてください。