QASH(キャッシュ)の特徴を解説!LIQUIDの将来性と買い方

近年ネット上や各種メディアで「QASH」という「トークン」の名前を聞くようになりましたが、この「QASH」とは一体どんなトークンなのか、きちんと理解している方は少ないと思われます。

今回は、最近注目されている「QASH」について、その特徴や基本的情報、相場の概況などをわかりやすくご説明していきます。

QASHとは「QUOINE LIQUID」プロジェクトでのトークン

QASH(キャッシュ)とは、「QUOINE LIQUID」プロジェクトでのトークンの名称です。これはイーサリアムをベースにした、現時点では取引所QUOINEX内部で使用されるトークンです。

多くの仮想通貨は発行元や運営者が存在しませんが、このQASHはQUOINE社が自社の取引所やサービスで使用される目的で発行しているトークンです。

日本におけるQUOINEの企業上場は以下の通りです。

名称 QUOINE株式会社
創業 2014年11月
資本金 20億円(資本準備金含む)
本社所在地 東京都千代田区平河町二丁目7番3号
代表者 栢森 加里矢(マイク・カヤモリ)
従業員数 約80人
登録 仮想通貨交換業者 関東財務局長 第00002号
所属団体 一般社団法人日本仮想通貨事業者協会

QUOINE社は日本・シンガポール・ベトナムの3か国に拠点を持つ国際的ブロックチェーン技術中心のフィンテック企業です。

日本における取引所「QUOINEX コインエクスチェンジ」の運営は極めて安定しており、利用顧客の評判も高い、そのキャッチフレーズ通り「世界最大級の取引所」と呼ぶにふさわしいサービスの品質を誇ります。

同社では、QASHトークンについて、「金融サービスにおけるビットコイン」であると説明しています。

金融機関やフィンテックのスタートアップ等がQASHを決済の手段として使うことで利便性が高まり、ひいては様々なビジネスの効率化を促進できるとしています。

QUOINE社では、仮想通貨の取引所運営だけでなく、トークンを利用して開かれた金融プラットフォームと企業間パートナーシップ構築を進めています。同社提供の金融プラットフォームは「LIQUID」と呼ばれ、ここで決済・送金・受け取り等のサービスを多くの人に行ってほしいと考えています。

LIQUIDプラットフォームが成功し、トークンを利用したお金の流通が促進されることで、QASHはリップルのように金融界でも送金に用いられるようになる可能性があります。

QASHの基本情報

項目 データ
トークン名称 QASH(キャッシュ)
取引単位 QASH
時価総額 約336億円(流通分のみ)
発行枚数上限 10億枚(うち3.5億枚が市場流通)
発行年月 2017年11月
QASH上場の取引所 QUOINEX, QRYPTOS, Bitfinex, Huobi
取引所上場年月日 QUOINEX, QRYPTOSともに2017年11月21日、BitfinexとHuobiは2017年11月30日

QASHとイーサリアムの関係

前述のように、QASHはイーサリアムというプラットフォームの上で作られた、仮想通貨に準ずる「トークン」で、具体的には「ERC-20準拠トークン」とよばれます。
ERC-20とは、イーサリアムの規格の名前です。この設計規格に基づいているトークンを、通常「ERC-20系」と呼びます。

ERCは「イーサリアム・リクエスト・フォア・コメンツ(Ethereum Request for Comments)」の略称で、イーサリアムの技術仕様提案書という意味になります。20は「トークンスタンダード#20」、単に(イーサリアム上の)トークンに関する20番目の規格という意味です。

ERC20とは、イーサリアム上で作成する新トークンを発行する場合の統一規格であり、多くの場合ICOで使用されます。ERC20規格に合っていればローンチも容易で、ICO参加者も安心して扱うことが可能で、ウォレットも利用できます。

いわずもがなですが、これはイーサリアム上で成り立っているので、QASHの承認方式はおのずとイーサリアムに従うことになります。

最初のトークンセールとQUOINEXへの上場

QASHがICOされたのは、2017年11月です。11月6日~8日にQUOINE社主催のトークンセールで最終的に5000人弱が買い求め、QUOINE社は約6億円もの資金調達をしました。

その後、QASHは11月21日にQUOINEXに上場しています。

QASHのチャート

チャート期間:3カ月(2018年2月初旬~4月末)

相場は2017年11月に上場のあとずっと下落していますが、4月に底を打ってから上昇中です。

最現在の価格は80-98円で推移し、2018年5月初旬には上昇トレンドに乗り100円台に復活するとみられます。

LIQUIDとはなにか

私達の生活で毎日直面する、資金の決済や送金の問題について、QUOINEでは仮想通貨のトークンを利用した流動性に注目しています。

LIQUID プラットフォームには「ワールドブック」という概念があり、このワールドブックによって、全世界にある仮想通貨取引所での相場を単一のオーダーブックにまとめることができ、最終的には皆がそれを好みのフィアットで自由に売買することが可能になるとされています。

ここで「ワールドブック」にもう少し説明をしておきましょう。ワールドブックは、取引所の利用者が選んだフィアット建てで仮想通貨を自由に取引できるという概念です。

たとえば、いま日本の仮想通貨取引所の「ビットコイン・日本円」ペアの取引板で売りが出ているとします。この売り注文は、この取引所のBTC-JPY板にいる人しか見ることができませんし、約定することもできませんね。

ある取引所は中国人ばかり、あるところはほとんど客がおらず動きが無し、ある取引所は人が多すぎて流れが早すぎ、など。

流動性は各地、各取引所でてんでんばらばら、そして別の取引所に行こうにも、容易にアクセスはできません(それぞれ登録してアカウントを開設する必要があります)。

しかしワールドブックなら、この注文が世界中の取引者に見てもらうことができ、JPYでなくとも、たとえばEUR(ユーロ)で買いたい人が、その注文を見ることができます。

QUOINEは、ここでリアルタイムの為替変換エンジンを提供し、たとえば香港ドルでも、また南アフリカランドでも、皆が自分の持っているフィアットで自由に売買できるようにする計画です。

取引所、さらには通貨ペアの枠を超えた、多くの人がより自由に取引でき、流動性が高まっていくのに寄与するのが、「ワールドブック(World Book)」なのです。

QUOINE社では、世界のあちこちにある仮想通貨取引所で提供されている「流動性」が一つのプラットフォーム(=ワールドブック World Book)にまとまることで、大きな流動性が生まれると考えています。

そのために必須サービスを「プライム・ブローカラージ(Prime Brokerage)」として、これを提供することで、前述のQUOINE LIQUIDプラットフォームを利用する人皆が世界全体の「流動性」を享受でき、自由にアクセスできるようになることを目指しています。

プライム・ブローカラージは上記ワールドブックを下支えする重要な部分であり、流動性をの高さを保ちつつ通貨の売買が可能にさせ、金融機関と同じレベルの高速な注文処理と協力なリスク管理を実行するものです。

ワールドブックを可能にする技術

QUOINEが提唱するこのワールドブックを実行可能にしているのは、主に以下のテクノロジです。

「スマート・オーダー・ルーティン」(Smart Order Routine)
略称SORと呼ばれますが、これは前述の「ワールドブック」にある売買注文をそれぞれクロスさせて自由に取引できるようにするコアのテクノロジです。

「マッチング・エンジン」(Matching Engine)
これはワールドブックに来ている各種オーダーを的確に売買マッチングさせるためのテクノロジです。

「クロスカレンシー・換算エンジン」
前述のように、ワールドブックは多重通貨で行われますので。それぞれの通貨間のレート計算等を高速に処理するための必須テクノロジです。

QASHの使い道

QASHは基本的に、LIQUIDプラットフォームと発行元であるQUOINE提供の各種サービスで、手数料支払いまたは与信を担保する際に使用できます。

QASHを買って保有していれば、例えばQUOINEX、LIQUIDプラットフォーム、 QRYPTOSでの取引手数料や、プライム・ブローカレッジでのフィアット(法定通貨)管理、仮想通貨・フィアットのクレジットに利用できます。

QASHが上場している国内取引所

当然ですが、このQASHはQUOINEXのオリジナル・トークンですので、日本の仮想通貨取引所の、QUOINEX(コインエクスチェンジ)で売買することができます。

かつて行われたQASHのトークンセールですが、QUOINEXでのセールが終わり、上場されるまでの時間がかなり早かったです。日本国内で行われたCOMSAのそれと比べるとかなりスピーディーであったことがはっきりわかります。

2018年4月末の時点で相場は1QASH=約80円です。扱い量が最も多いのは元中国取引所で、現在本社をシンガポールに移した「Huobi」で、次が本家QUOINEX、3番目がBitfinexとなります。

QASHの購入方法

まずはQUOINEXにアカウントを開設します。手続きがスムーズにいけば2~3日で取引が開始できます。日本円を入金し、QUOINEXのベーシックモードで購入しましょう。
基本は日本円(JPY)で購入ですので、「マーケットメニュー」から、「JPY」を選択し、その中にある「QASH」を選択します。

「QASHJPY」(QASHと日本円のペア)を選択したら、購入(売り注文の)価格を確認し、必要な数と価格をチェックし、「QASH購入」クリックします。既に出ている売り注文が約定すれば、購入が完了します。

QASHの注意点

仮想通貨のトークンであるQASHは、日本のみならずどの国でも「有価証券」として認められません。つまりその価格、価値は法的な保護は受けませんので、決して「QUOINE社の株式のようなものだ」と考えて購入しないでください。

個人、また企業の投資のいずれも、QASHを購入する場合に考えられるリスク、コスト、そして利益について自己責任のもとに十分かつ慎重に考察することが推奨されています。

QASHのウォレットは、ERC-20準拠トークン用ウォレットが使えます。QASH以外のトークンにも応用できますので使い方に慣れておけばその他のトークンにも応用がききます。

なお、ホワイトペーパーによれば、最終的にQASHは独自のブロックチェーンを開発し、独立した仮想通貨となる(QASHコイン)ことを計画中です。

ホワイトペーパーでは、2019年の第2四半期までに、金融業界の要求事項等を取り込んだ独自のQASHブロックチェーンの構築を目指します。

同社はイーサリアムを含む既存ブロックチェーンでは十分な金融サービス構築のためのツールが提供されていないと考えており、そのために自社開発をする方針です。その場合、QASHはイーサリアム上のトークンではなくなるため、新たなウォレットが出てくることになるでしょう。

他社との提携について

BitfinexとQUOINEは提携を発表しました。今後QASHがBitninexにも上場されると見られます。他社との提携という意味では、最大手の一つであるBitfinexと組むのは非常に強みでしょう。

日本ではありませんが、国際企業であるQuoineは、英国海外領土であるジブラルタルにある「ジブラルタル証券取引所」と提携することを発表しました。

今後ジブラルタル証券取引所には、仮想通貨取引枠でLIQUIDプラットフォームが入ってくる可能性があるということです。其の場合はQASHが上場されますから、こうなるともともとの計画が具体性を帯びてくるでしょう。

QUOINEのCEOであるカヤモリ氏が、頻繁にメディアで丁寧に説明している姿に、投資家は高い評価をしており、本業のQUOINEX取引所の健全かつ盤石の運営もあわせ、QASHはインチキではなく本物であるという評価が日増しに増えています。

仮想通貨の普及の中でも多くの無価値で中身を伴わないコインは淘汰され、QASHのように創業者の熱意と根気に裏打ちされた「芯のある」ものが高く評価され価格を上げていくでしょう。

QASHの今後の発展

QUOINEはもともと取引所だけをやるつもりではなく、仮想通貨による分散型金融プラットフォームの構築を目標にして活動している企業です。彼等の卓越したテクノロジにより同社の「LIQUID」通貨の違いを超えて、非常に複雑なトランザクションを容易にしていくでしょう。

USDやJPYを持っていない世界の人々が、容易に仮想通貨取引に参入ができ、そうなることでもっと仮想通貨が適切に、高速に、大量に売買され、市場が健全化していくことが期待できます。

ひいては仮想通貨そのものの流動性は高まっていくことでしょう。今年後半のLIQUIDプラットフォームの本格的始動は超チェックです。

単純な投資としても、QASHは非常に面白いトークンだと言えます。QUOINEはQASHブロックチェーンに基づいて独自の金融サービスを創出していく計画で、これから多くのフィンテック関連サービスがQASHのブロックチェーンを利用することで、QASHがその有用性を高めていくことでしょう。

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