NEMの特徴と歴史を解説!ネムを買うならZaifがおすすめ
2017年春頃から注目度が高まり、日本国内で高い人気を誇るNEM。2018年2月時点での時価総額は第10位で、そのことからも人気がある仮想通貨であることがわかります。
そんなNEM(ネム)は、2018年内には「カタパルト」という新しいプロジェクトが実装され、さらに性能がパワーアップするのではと注目を集めています。今現在でもビットコイン2.0と呼ばれ、ビットコインよりも高い性能を持っているといわれているNEM。そんなNEMの特徴や歴史などについて詳しくみていきましょう。
NEMとはどのような仮想通貨なの?
「NEMという名前はよく聞くけれど、どのような仮想通貨なのかいまいちわからない…」という人も多いのではないでしょうか。
NEMという名前の由来や発行枚数などについて説明していきます。
NEMという名前!由来ってあるの?
NEMという名前。そもそもどのような意味なのでしょうか。
もともとNEMとは、「New Economy Movement」の略称であり、直訳すると「新しい経済の運動」という意味になります。
新しい経済の運動とは、これまでの経済運動とは異なる金銭的な平等や自由をかなえるための経済運動のこと。そのような運動を行うために新しい経済圏を構築しようとしているのが、NEMというプロジェクトです。
NEMとXEMって何がどう違うのか知りたい!
新しい経済圏を構築するためのプロジェクトであるNEM。そんなNEMのブロックチェーンを使い発行された仮想通貨の単位がXEMです。ビットコインならば1BTC、イーサリアムならば1ETHというように、ネムならば1XEMとなります。
NEMの最大発行枚数が何枚なの?まだ新規発行されるの?
この「8,999,999,999XEM」を1600人で分けたことからNEMの歴史は始まっているんだ。
NEMは最初に発行されたこの8,999,999,999XEMが最大発行枚数であり、これ以上枚数が増えることはありません。現在発行されているNEMが取引されるだけです。そのため、NEMにはマイニングによる新規発行はありません。
NEMとビットコインの大きな違いとは?
NEMとビットコインには、大きな違いが2点あります。
ネムとビットコインの違いとは
- マイニングがない代わりにハーベストがある
- PoWではなくPoIという仕組みを使っている
という2点です。
それぞれについて詳しく説明していきます。
マイニングの代わり?ハーベスティングって何?
ビットコインには、マイニング(採掘)と呼ばれる作業があります。マイニングによってビットコイン取引が承認され、マイニングを行ったマイナーに対しては、新規発行されたビットコインが報酬として支払われるという仕組みのもの。
それに対し、NEMでは承認作業を行ったとしてもNEMが新規発行されることはありません。その代わり、ハーベスティング(収穫)と呼ばれる承認作業を行ってくれた人に対しては、手数料が支払われます。
NEMにおいてのマイニングが「ハーベスティング(収穫)」であり、取引の承認作業はハーベスティングによって行われ、報酬として手数料が支払われるのです。
実は、NEMの取引をしている人は、取引を承認してもらうために手数料を支払っています。その支払われた手数料が承認を行ってくれた人に対しての報酬。そのため、1分間に1回行われるハーベスティングという仕組み上、1分間に1回も取引がなければ、手数料をもらうことはできません。
ハーベスティングには、10,000XEM以上NEMを保有している人ならば誰でも参加可能です。
マイニングでは、PoWという仕組みを使ってマイニングに成功するのかということが決められていました。ではNEMの場合は、どのような仕組みを使いハーベスティングの成功確率が決まっているのでしょうか。
ビットコインとの大きな違い!PoIとは何?
NEMの場合、PoWの代わりとしてPoIを取り入れています。
Proof of Importanceの略。インポータンスと呼ばれるスコアによって、ハーベスティングで成功する割合が変わります。またインポータンスは、NEMの所持量だけでなく、取引額や取引回数などの影響も受けます。
ビットコインのPoWというシステムは、Proof of Workの略。その名の通り、それぞれの仕事量によって承認者が選ばれます。
仕事量を大きくするには、莫大な資金を使って仕事量の大きいCPUを仕入れる必要があります。また、膨大な仕事量をこなすということは、CPUをフルに動かす必要があるということ。CPUをフルに動かせば、電気代はとてもかかります。そのため、PoWは莫大な資金がある人にとって有利なシステムといわれているのです。
PoIはそのようなPoWの現状を考慮し作られた仕組みです。そのため、PoWと異なり、仕事量によって選ばれるかどうかが決まるわけではありません。
インポータンスのスコアを高くするには、NEMの所持量やどれだけいろいろな人と取引を行ったのかということが大切です。そうすることで、膨大な資金を持っていなくてもハーベスティングに参加できるようになりました。
チャートを見ながら、ネムの歴史を振り返ってみよう!
NEMは、2014年1月19日、bitcointalk.orgという会で「utopianfuture」という匿名の人物が持ち込み発表したのが始まりです。その後、2015年3月31日にリリースされました。当時の価格は、1XEM=0.2円。その後、1XEM=1円を超えるまでに、2年近くかかります。
2016年12月には、通称NEM財団と呼ばれる「NEM.io Foundation LTD」がシンガポールで設立されました。当時の価格もまだ1XEM=0.4円ほどですが、徐々にネムの認知度は高まっていきます。
2017年3月、とうとう1XEM=1円を超えます。5月には10円を超え、2017年12月には50円、2018年1月はじめには、一時的ではありますが1XEM=200円を超えました。
2017年2月現在は、1XEM=45円ほどで推移をしています。
NEMとZaif(ザイフ)を運営しているテックビューロが関係あるって本当?
NEMと仮想通貨取引所Zaif(ザイフ)を運営している「テックビューロ」が関係しているということはご存知でしょうか。
NEMとテックビューロの関係とは
- テックビューロ社CEOの朝山貴生氏がNEM財団の理事を務めている
- テックビューロ社が開発した「mijin」はNEMの技術をもとに作られている
ということ。
テックビューロ社のCEOは、朝山貴生という人物です。朝山氏は、2017年6月にNEM財団という団体の理事に選ばれました。
NEM財団とは、NEMの技術をより高め、様々な分野で使えるように広めていくことを目標にしている団体のこと。
要するに、NEMの基盤を支える団体ということであり、NEMが今後どのように広まっていくか、将来性などで大きな役割を果たしている団体です。NEMにとって大きな意味を持つ朝山氏は、まさにNEMに深く関わっている人物といっても過言ではありません。
そんな朝山氏がCEOを務めるテックビューロ社は、NEMのデベロッパーとともに、「mijin」というブロックチェーン技術を使ったソフト開発しています。
NEMがパブリックなブロックチェーンであるのに対し、mijinはプライベートなブロックチェーン。また、mijinはNEMの技術を使って作られた全く新しいソフトでありながら、NEMとAPIの高い互換性があります。そのため、NEMとテックビューロは互いに協力しながら、NEMとmijinの開発を行っています。
NEMを購入できる取引所は?どうしたら購入できる?
実際にNEMの購入をするには、どうすればよいのでしょうか。購入できる取引所と購入方法について説明していきます。
NEMを購入できる取引所はについて知りたい!
NEMの購入ができる国内取引所は
- Zaif
- DMM Bitcoin(DMM ビットコイン)
の2つ。
一方でDMMビットコインでは、Zaifでは行うことができないNEMのFX取引を行うことができる。現物取引ならZaif、FX取引をしたいならDMMビットコインを選ぶとよいだろう。
NEMはどうすれば購入できるのか知りたい!
ここでは、ZaifでのNEM購入方法について説明していきます。ZaifでNEMを購入する場合、日本円でもビットコインでも購入することが可能です。どちらでも好きな方を選びましょう。
例として日本円で購入する方法について説明していきます。購入方法は、まず「1XEMの価格」という欄に自分が購入したいと思うNEMの価格を入力しましょう。「1XEM=40円」のときに購入したいと考えれば、40と入力します。
次に、「買いたい量」の欄にどのくらいNEMを購入したいのか入力します。10XEM購入したいのなら、10と入力しましょう。
買いたい量の文字の横に「使用残高」という選択肢があります。これは、自分がZaifに保有している日本円のうちの何%を購入に充てるのか選択すると、自動的に「買いたい量」の欄に当てはまる量を入力してくれる機能です。
「1XEMの価格」と「買いたい量」の欄に数字を入力し、「買い注文」のボタンを押すと、NEMの購入ができます。
NEMを安全に保管できる公式ウォレットについて知りたい!
実際にNEMを購入できれば、そのまま取引所に保管するのではなく、ウォレットにNEMを移して保管すると安全です。
NEMのウォレットでもっともおすすめなのが、「Nano Wallet」です。
Nano Walletは、NEM公式サイトにも書かれているウォレット。そのため、NEMを保管するならもっとも適しているウォレットといえます。
Nano Walletの使うには、まずNEM公式サイトからNano Walletをダウンロードします。自分のPCのOSに合ったものをダウンロードしましょう。ちなみに日本語には対応していないため、すべて英語となります。
ダウンロードができると解凍し、解凍されたファイルの中から「NanoWallet」を選択します。うまくできれば、ブラウザ画面が開くため、「SIGN UP」を選択し、ID、パスワードなどを入力しましょう。きちんと入力できれば、サインアップ完了です。
サインアップ完了できると、ポップアップ画面が出てきます。このポップアップ画面が特に重要です。というのも、このポップアップ画面の中に.wltファイルが含まれているため。そのため、きちんとSaveしておきましょう。
また、raw wallet fileとprivate keyもきちんと保管しておきます。この2つは、銀行口座と暗証番号のようなもの。誰かに知られる、なくすなどすると大変です。自分のわかる方法で保管しておきましょう。
気になるNEM(XEM)の今後は?価格はどうなる?
NEMだけではなく仮想通貨全体、2017年の年末や2018年1月当初の高値だったときと比べると、比較的低い価格で落ち着いています。というのも、様々な要因が重なり、価格が下がったため。
ネムも例外ではなく、2018年1月4日には1XEM=200円を超えた価格も2018年2月27日現在には1XEM=41円程度と、2017年12月当初の頃の価格と同じ水準になっています。
ですがネムは、カタパルトと呼ばれる大規模アップデートが2018年に発表されるのではといわれています。カタパルトには大きな期待が集まっているうえ、将来性があるといわれており、カタパルトがあるためXEMの価格が2018年上がるのではという人も多いです。
そこまでの期待を集めるカタパルトとは、どのようなものなのでしょうか。
NEMの大規模アップデートであるカタパルトとは?
カタパルトとは、実はmijinのスケーリング問題を解消するために行われるアップデートのようなもの。
現在の様々な問題に対応するために、mijinのプラットフォームに対して修正などが行われ、新しく開発が行われました。
mijinに対して行われたカタパルト、実はNEMにも実装されることが発表されています。そんなカタパルトが行われると
- NEMの処理速度が格段に速くなる
- セキュリティ能力がより高くなる
ということが起こります。
ネムの処理速度は、カタパルトが行われると毎秒4,000件もの処理ができるようになるといわれています。処理速度が速いといわれているリップルでも毎秒1,000件程度であることを考えると、とても速い処理速度といえます。
また、カタパルトが行われると、セキュリティ能力も各段にアップするといわれています。というのも、現在の状況では、秘密鍵を知られてしまうとNEMを盗まれてしまう可能性があるのですが、カタパルト後では秘密鍵も分散管理されるため、ハッキングされる可能性が低くなるのです。
NEMの能力自体が格段にアップするカタパルト。そのため、多くの人が期待を持ってNEMのカタパルトを心待ちにしています。NEMのカタパルトが実装されると、NEMの値段は跳ね上がるかもしれません。
日本との関係が深いNEMに期待!
現在取り扱いのある取引所のほかに、大手取引所に銘柄が上場するだけでも、その銘柄の価格は上昇することが知られています。
カタパルトと大手取引所に上場というよいニュースが2018年に重なれば、価格はどんどん上がっていくはずです。
NEMが本当に実用化されれば1XEM=1,000円以上になると話す人も少なくありません。
それほど、多くの人の期待を集めている仮想通貨ネムは、機能の面でもとても期待が持てます。ネムの今後の動きに注目していきましょう。