ナスダックのシステムを使用した仮想通貨取引所が開設予定!
- DX.Exchangeがナスダックのシステムを利用する
- 技術やセキュリティ面でメリットが生まれる
- 将来はナスダックが仮想通貨取引所を開設する可能性も
ナスダックが仮想通貨業界との連携を進める
米国のベンチャー企業向け株式市場「ナスダック(NASDAQ)」のシステムを使用した仮想通貨取引所が、2018年6月に取引を開始します。
取引所の名前は「DX.Exchange」。エストニアに拠点を置く取引所で、ナスダックのシステムを利用した初の取引所となる予定です。
DX.ExchangeのCEOであるDaniel Skowronski氏は、ナスダックとの連携には3つの利点があると述べています。
NASDAQ(ナスダック)と協働するメリット
- ブランド名
- 技術
- 規制
ブランド名については自明であり、技術は世界中の70社以上の取引所で採用される技術を使えるメリットがあると説明。規制についても、ナスダックとの協働で最高レベルの規制基準を満たすことができ、二重支払いなど不正な取引を回避できるとのこと。
取り扱い仮想通貨や手数料については、次のとおりです。
DX.Exchangeの手数料・取扱仮想通貨・セキュリティ
手数料 | ・取引手数料は無料 ・月額10ユーロの使用料金 |
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取扱仮想通貨 | ・ビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)を含む6種類 ・20~25種類まで拡大予定 |
セキュリティ | ・ナスダックのインフラを利用して、セキュリティ問題を回避 ・セキュリティの専門家を雇う予定 |
またユーザー同士のチャットや意見交換を行える機能も搭載する予定。
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ナスダックの参入が仮想通貨市場へ与える影響に、注目が集まります。
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