モナコインは日本発祥の仮想通貨で、仮想通貨取引に参加する日本人の間でも注目されています。去年の12月に2,000円を超えるほど、その価値は高まっていますが、2018年2月5日現在は500円以下に下がっているのが現状です。
コインチェックのNEM流出事件もひとつの要因となり、モナコインだけでなく、仮想通貨全体が値下がりしていると考えられます。この下落で、資産の損失を被った投資家がいる一方、今が買い時とポジティブに受け止める投資家おり、その温度差は計り知れません。
ここではモナコインとはどのような仮想通貨なのか、買い方や使い道、そして将来性などについて、詳しく解説していきます。
モナコインとはなにか?具体的な特徴とは?
モナコインの公式サイトによれば、2013年12月末に誕生し、2014年1月1日に公開された日本初の仮想通貨であると説明されており、日本発祥の仮想通貨であることは間違いありません。それだけにとどまらず、誕生してから4年以上と、長く続いています。
しかし、投資する以上は特徴を知ることが求められます。そこで、モナコインの特徴とその内容を順次に挙げて、解説いたします。
2chから生まれた
「2ちゃんねる(現在は5ちゃんねる)」は誰もが投稿できる掲示板ですが、モナコインはその2chから誕生したとされています。5chでも猫のアスキーアートがよく見られ、モナコインのデザインも、そこから来ていると考えています。
そのため、5chを中心としたコミュニティサービスを展開しており、多くのユーザーに様々なコミュニティサービスを提供しているというわけです。
どのようなサービスなのかというと、ユーザーによるモナコインを用いた様々なサービスの開発、神社の建立、語呂合わせの投げ銭などが挙げられます。他では見られない使い方をするのが、モナコインの特徴でもあります。
SegWit(セグウィット)が採用されている
セグウィットとは、簡単に説明すると取引データの圧縮で、スケーラビリティ問題とトランザクション展性の解決に期待ができる技術です。
スケーラビリティは一種の拡張性で、機能が拡張したり、負荷が増大したりした場合、システムがどれだけ適応できるかどうかという内容です。
一方、トランザクションは、データ内ベースで行われる、分けることのできない情報処理の単位でもあります。簡単に説明すると、「ここからこの先まで」というようにある一定の流れを1セットとしたものです。
話を戻しますが、この2つがビットコインの問題点とされており、その問題を解決するために、セグウィットが採用されたということです。
時価総額はどのくらい?
現在、2018年2月3日時点で、CoinGeckoの情報によると、時価総額ランキングでは87位、時価総額は約252億円となります。
仮想通貨は1300種類以上存在するとされており、100位以内に入るということは、とても凄いことだと言えるでしょう。
発行枚数と発行上限はどれくらい?
現在、2018年2月3日時点で発行枚数は5720万枚、発行上限は1億500万枚となっています。まだ半分近くしか発行されていないということです。
半減期はいつ訪れるの?
半減期とは、マイニング報酬が半分になる時期のことを言い、それまでマイニングに携わってきた人が得ていた報酬が今までより半分になってしまうというものです。
仮想通貨全てではありませんが、多くが発行上限を設置しており、半減期を設けることによって、発行枚数を調整しているのです。
ビットコインの半減期は4年に1度ですが、モナコインの場合は3年に1度です。
そのモナコインの半減期は、2017年7月16日とされており、次の半減期は2020年7月となります。
この時期はちょうど、東京オリンピック開催時期と重なっておりますので、このイベントがきっかけで大暴騰する可能性があると言えます。
モナコインの使い道が知りたい!
モナコインを購入したのは良いが、その使い道がわからないと、中には悩んでいる人はいます。その使い道をいくつか挙げて、詳しく解説していきます。
買い物に使う
仮想通貨で買い物ができるのは誰でも知っているのですが、仮想通貨のやり取りに参加していない人の中には、仮想通貨はビットコインでしか買い物できないだろうと思っている人もいます。
しかし、ビットコインだけでなく、イーサリアムやリップルなど、我々の知らないところで対応している店舗が存在しています。モナコインもそのひとつで、買い物に使うことができるというわけです。
現在、モナコインに対応しているのは主に、ビットコインモール、アークオンラインストア、モナッピーのインターネットショップです。
ビットコインモールはビットコインだけでなくモナコインにも対応しており、送金手数料が安いモナコインのほうが買い物にメリットがあります。
アークオンラインストアとは、パソコン本体やPCパーツなどパソコン関連の商品を扱っているお店ですが、最近はモナコイン決済に導入しました。
モナッピーはインターネットショップというより、メルカリなどフリマアプリそのものです。モナコインユーザー同士で商品の売買ができるので、本当の意味で仮想通貨としての役割を発揮できるというものです。
その他にモナコインに対応している店舗も存在しており、今後の増加も期待できるでしょう。
投機目的。上がったら日本円に換金
モナコインの価格が常に変動しているので、投機目的で購入する人がいます。買い物より、投機目的のほうが多いと言えるでしょう。
下落している段階であれば買い時、上昇している場合は売り時なのが投資の基本ですが、これはモナコインだけでなく、どの仮想通貨にも言えることです。
ただし、注意してほしいのは、購入したら上がるとは限らず、逆に損する可能性があります。
単純に購入する場合は損得関係ありませんし、長期売買に臨むのであれば、ある程度値段が下がったところで購入して買い増ししたほうがいいでしょう。
tipmonaで投げ銭
tipmonaとは、Twitterを利用してモナコインを送ったり、受け取ったり、管理することができるというシステムです。
詳細な説明は省略しますが、使うにはまず、Twitterにアクセスして、「@tipmona(表記名はモナコインちゃんbot)」というアカウント名を検索することから始めます。
しかし、人によっては使いづらいとか、やっぱり取引所を介したほうがやりやすいなど、やはりメリットとデメリットがあります。
モナコインの買い方!購入できる取引所はどこ?
モナコインを購入できる取引所は国内に限定すると、主にビットフライヤーとザイフが挙げられ、このふたつの取引所がモナコインの取引で活発に動いています。
このふたつを中心に挙げて解説していきますが、本人確認してからでないと、入金できないのは共通しています。
安全性を求めるならビットフライヤーがおすすめ
bitFlyer(ビットフライヤー)は各取引所の中でも、ビットコインの取引が活発です。しかし、多数のアルトコインを扱うことでも有名だけでなく、最近になって、リスクという仮想通貨が上場しています。
現在、ビットコイン、イーサリアム、イーサクラシック、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、モナコイン、リスクの計7種類の仮想通貨を扱っているということですが、ビットコイン以外は販売所の購入となります。
ビットフライヤーはハッキングや不正アクセス等で仮想通貨が消失したときのために備えて、三井住友海上火災保険株式会社と提携してサイバー保険を開発しました。
これによって、損害が生じても最小限に抑えられるのですが、なにより大事なのは、ビットフライヤーのユーザーの資産を責任持って管理することです。そのため、セキュリティ対策が他の取引所より敷いていると考えています。
取引所を利用した売買を望むならザイフ
Zaif(ザイフ)が扱う仮想通貨は、ビットコイン、イーサリアム、モナコイン、ネム、ビットコインキャッシュで、トークンはZAIF、XCP、PEPECASH、BCY、SJCX、FSCC、CICC。NCXC、JPYZです。
モナコインは販売所だけでなく、取引所での売買が可能。ビットフライヤーより若干ながら安く購入できるのがメリットです。ただし、本人確認がどの取引所より非常に遅いのがデメリットでもあります。
少額投資が可能で一獲千金が狙えるのも魅力のひとつですが、本人確認を待っている間に、狙っていた仮想通貨・トークンが値上がりしてしまったという可能性もあるということです。
その他の国内取引所は扱っているか?
現在、モナコインを扱っている国内取引所で確認できているのが、ビットバンク、ビットトレード、Xtheta(シータ)です。ザイフと同じく取引所の売買が行えるだけでなく、金融庁の認可を受けています。
注目してほしいのはシータで、実はまだ、仮想通貨取引が始まっていません。2018年2月12日に開始する予定なのですが、再延長する可能性もあります。しかし、本人確認の申請は受け付けているので、利用するなら早めに申請したほうがいいでしょう。
モナコインの今後!将来性が知りたい!
モナコインは現在は下落傾向にあると説明に触れていますが、将来性は期待大です。
そこで、モナコインの今後や将来性などについて考察していきます。
将来性は期待できる?
将来性は期待できます。日本人ユーザーからの支持が大きいので、その期待度は大きいということです。
すでにモナコイン決済の導入を決めている店舗が増えており、モナコインがさらに広まれば、流動性が高くなり、流通量も大きくなると予想されるからです。
今後はどうなるか予想してみた
この1年、大きな変動は見られるが、ほとんどが一時的に終わると予想しています。しかし、モナコインの状況が激変するのは2020年です。
2020年7月頃は半減期の時期で、さらに東京オリンピックの時期も重なるので、どれくらい値上がりするかは予想できませんが、その時期になると爆発的な値上がりが予想されるでしょう。
安いうちに購入し、3年後まで寝かすのもひとつの手ですが、いつどうなるかわからないので、常に情報収集は怠らないことが大切です。
モナコインは将来性に期待ができる!今後伸びることも予想される!
東京オリンピックの時期になると状況は激変する可能性が高いので、安いうちに購入して寝かせるのもひとつの手でもあります。