- LMAXが仮想通貨市場に参入
- 機関投資家向けの取引を提供
- 活動はロンドンに限定
仮想通貨は機関投資家の関心を引き寄せられるか
2018年5月21日、イギリスのFX会社「LMAX Exchange」が仮想通貨市場に参入すると発表。銀行やヘッジファンドといった機関投資家向けの取引所「LMAX Digital」を立ち上げる予定です。
機関投資家を対象とした仮想通貨に関するサービスは、すでにほかの企業でも発表されています。
しかし機関投資家だけを対象にした仮想通貨の「取引」サービスは世界初とのこと。
LMAX Digitalの取り扱い通貨は次のとおり。
LMAX Digitalの取扱仮想通貨
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- ライトコイン(LTC)
- リップル(XRP)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
今後ニューヨークや東京にも進出する可能性はありますが、現段階ではロンドンに活動を限定しています。
セキュリティを強化して仮想通貨市場に機関投資家を引き寄せる
取引のほかにも機関投資家を対象とした仮想通貨サービスへの取り組みは、さまざまな企業で始まっています。
5月15日、アメリカの仮想通貨取引所「coinbase(コインベース)」は機関投資家向けに、保管サービスなどの新商品を売り出すと発表しました。
新商品の1つである「コインベース・カストディ」は、機関投資家にとって最大の懸念である仮想通貨のセキュリティに対応。厳しい財務管理により、資産を厳重管理します。
また18日には、野村HD(ホールディングス)がLedger社およびGlobal Advisors HDとの共同研究を開始。
Komainu(コマイヌ)というプロジェクトを立ち上げ、機関投資家向けの仮想通貨保管サービスを提供する予定です。
大口の資産を扱う分、機関投資家向けのサービスはセキュリティ強化による安全対策が重要に。
安全性が高まり、機関投資家の参入が広がれば、大量の資金が仮想通貨市場に流れることが予想されます。
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