仮想通貨の用語集

仮想通貨は奥の深い世界です。その仕組みや成り立ちを知るためには、仮想通貨の専門用語を知っておく必要があります。

ここでは仮想通貨の世界でよく使用される専門用語を紹介します。

あ行

アービトラージ

「裁定取引」や「サヤ取り」とも言われる取引方法のひとつ。アービトラージでは、取引所ごとに異なる「仮想通貨の価格」を利用します。

価格の低い取引所で購入した仮想通貨を、価格の高い取引所で売却したときの差額が利益です。

アービトラージについて詳しく知りたい人は「仮想通貨で稼ぐならアービトラージがおすすめ!裁定取引の方法を解説」を読んでみてくださいね。

アルトコイン

「alternative coin」の略で、ビットコイン以外の仮想通貨(暗号通貨)の総称のこと。

代表的なアルトコインとしては、イーサリアムやリップル、モナコインなどが挙げられます。

暗号通貨

暗号通貨(crypto currency)とは、ビットコインなどの暗号技術を用いて作られた通貨のことを指します。

本来はビットコインに限らず、アルトコインやトークンなどはすべて暗号通貨と呼ばれるべきなのですが、日本では仮想通貨という単語が先行して世の中に広まってしまったため、ビットコインなどの暗号通貨のことを仮想通貨と呼んでいます。

本来、ビットコインなどの通貨は暗号通貨と呼ぶのが一般的です。

イーサリアム

イーサリアムは分散型プラットフォームの名称。2013年にヴィタリック・ブテリンという人物によって提唱されました。

プラットフォームとは、サービスそのものではなく、それを利用できる場所・環境を提供します。具体的には「スマートコントラクト」と「Dapps(分散型アプリケーション)」の構築が可能です。

イーサリアムクラシック

イーサリアムクラシックとは、アルトコインのイーサリアムよりハードフォークした仮想通貨です。通貨単位はETCです。

イーサリアムからハードフォークした仮想通貨と言うこともあり、イーサリアムと似た特徴を持っています。イーサリアムクラシックは、コードを絶対的なルールとする「Code is Law」を理念としています。

移動平均線

一定期間の終値の平均値をつなぎ合わせ、折れ線グラフにしたものです。たとえば期間を「5日」にした場合、直近で5日間の終値の合計を5で割ります。

移動平均法

仮想通貨を購入するたびに購入時単価を求める方法で、損益は実際の結果と近くなります。取引の度に計算を行うため、損益の見通しが立てやすいのが特徴。計算が複雑なのがデメリットです。

ウェブウォレット

Webサイトへの登録で利用できるようになるウォレット。ホットウォレットに分類されます。秘密鍵の管理はWebサイトに一任するため、利用者がバックアップなどの対策を取る必要はありません。

パソコンだけでなく、スマホやタブレットでも利用できるのが特徴です。ただしWebサイトが閉鎖した場合やハッキングされた場合、預けた仮仮想通貨が利用不可能になる場合もあります。

利便性は高いですが、セキュリティ上の危険が大きいので、大量の仮想通貨を預けるのはオススメできません。

ウォレット

仮想通貨を管理する財布のようなもの。正確には仮想通貨の送金に必要な秘密鍵を管理しています。秘密鍵を盗まれると仮想通貨を不正利用される危険があるため、自己責任で厳重に管理しなければなりません。

ウォレットは大きく分けると「ホットウォレット」と「コールドウォレット」の2種類です。コールドウォレットにはハードウェアウォレットやペーパーといった種類があります。

エアドロップ

エアドロップ(air drop)とは、無料で仮想通貨がもらえることを指します。仮想通貨を保有していると、特定の仮想通貨が無料で配布されるイベントに遭遇することがあります。

2017年、ビットコインキャッシュはビットコインよりハードフォークした結果、ビットコインの保有者に対してBTCと同数のビットコインキャッシュが無料で配布されました。これもエアドロップです。

エスクロー

エスクローとは、仲介サービスのことを指します。仮想通貨の売買を行う場合、このエスクローサービスを提供している仲介業者を利用することになります。

仮想通貨の買い手は仲介業者に料金を支払うことで、安全に売り手より仮想通貨を受け取ることができます。同様に、売り手もエスクロー事業者を間に挟むことで、安全に仮想通貨を売却することができます。

追証(おいしょう)

「追加証拠金」の略語。レバレッジをかけた取引では、証拠金の割合が一定の比率を下回った場合、取引所から追加で証拠金(保証金)を差し出すよう求められます。これを追証と呼び、追証の判定基準は取引所によって異なります。

オーダーブック

「板」とも呼ばれ、買いたい人がいくらで買いたいのか、売りたい人がいくらで売りたいのかが、すべて記録されているもの。

オーファンブロック(孤立ブロック)

オーファンブロック(孤立ブロック)とは、ブロックチェーンから取り残され、孤立したブロックのことです。

ブロックチェーンは時に枝分かれを起こすことがあります。この時、ブロックチェーンは長い方のブロックを正当と判断し、短い方のブロックを放棄します。

オーファンブロックは正当ではないため、放棄されます。そのため、もしもオーファンブロックに取引が入ってしまった場合、正当なブロックチェーンに再び組み込まれます。

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か行

仮想通貨

電子データのみで取引されるデジタル通貨の1種。2008年にサトシ・ナカモトが発表した論文により、世界初の仮想通貨ビットコインが誕生しました。

仮想通貨には「特定の発行主体がない」「暗号技術が用いられる」という特徴があります。
国家が発行する法定通貨は、送金する際、銀行という仲介役が必要ですが、仮想通貨は利用者同士が直接つながって取引できるため、送金手数料が安くなっています。

またハッシュ関数や公開鍵暗号という技術を用いることで、虚偽の支払いや二重支払いを防止。加えてブロックチェーンという分散型台帳を用いることで、取引記録の改ざんを困難にしています。

ビットコイン以外の仮想通貨はアルトコインと呼ばれ、世界中に数千種類存在します。

価値記録

価値記録とは、価値を持っている電磁的記録のことです。

本来、価値のあるモノというと、金や銀、土地などの有形物を指すものです。しかし、ビットコインのような仮想通貨は、実体があるわけではありません。あくまでデジタルな存在です。

しかし、実体がなくても、ビットコインは価値を保有していることに違いはありません。

価値記録とは、モノでも通貨でもない、価値を持つ電磁的な記録のことで、ビットコインはこの価値記録に分類されるものとして扱われます。

逆指値

逆指値は「指定した金額より安ければ売る、または指定した金額より高ければ買う」ことです。

キャピタルゲイン

保有している資産を売却することによって、得られる利益のことです。

クライアント型ウォレット

秘密鍵を自分で保管しておくタイプのウォレットのこと。秘密鍵をサーバー上で保管しないため、ハッキングされる危険性が少ないのが特徴です。

クラウドファンディング

あるアイディアやプロジェクトを実現するために、インターネット経由で人々から資金を調達すること。資金提供者には、お礼として特典が与えられることもあります。

事前にアイディアの人気や需要を探ることができるため、マーケティング手法の一環としても用いられます。独自トークンの発行によって資金調達をするICOは、クラウドファンディングの仮想通貨版と言われます。

クラウドマイニング

マイニングをしている企業や団体にお金を投資すること。投資したお金がマイニングに利用され、投資した金額によって受け取れる報酬が変わります。株式投資の配当のようなものです。

コインベース(採掘報酬)

コインベース(採掘報酬)とは、マイニングが成功した際にもらえる報酬のことです。

例えばビットコインの場合、マイニングをすることで新たにブロックを生成すると、マイナーに対して新規で発行されたビットコインが報酬としてマイナーに支払われます。

マイナーは、この採掘報酬を目的にマイニングをするのです。

公開鍵

秘密鍵とは異なり、他人に公開することができる電子署名のこと。公開鍵は対となる秘密鍵を割り出されないよう、複雑な計算で暗号化しています。

コールドウォレット

仮想通貨をオフラインで管理するウォレット。ハッキングされる危険が低く、仮想通貨を安全に管理できますが、送金や決済には向いていません。

大きく分けると3種類あり「ペーパーウォレット」「デスクトップウォレット」「ハードウェアウォレット」です。

詳しくは「コールドウォレットとは?ホットウォレットとの違いも解説」を見てください。

コンセンサスアルゴリズム

コンセンサスアルゴリズムとは、ブロックチェーンのブロックを新たに追加する際に、どのような方法で合意に至るのかをルール化したアルゴリズムのことです。

コンセンサスアルゴリズムといえば、以前まではビットコインのプルーフオブワークを指すことが一般的でした。ただ、仮想通貨の種類が増えたことで、様々なタイプのコンセンサスアルゴリズムが登場し、現在は多様化しています。

有名なコンセンサスアルゴリズムというと、PoWの他にPoSやPoI、PoCなどが存在します。

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さ行

指値

指値は「指定した金額より高ければ売る、または指定した金額より安ければ買う」ことです。

サトシ・ナカモト

サトシ・ナカモト(中本哲史)とは、ビットコインの生みの親です。

2009年にビットコインの基礎となる論文をネット上に発表し、その後ビットコインプロトコルと参照ソフトウェアBitcoin-Qtを作った人物です。年齢や国籍などの詳細なプロフィールは一切不明で謎に包まれています。

資本参加

相手企業との連携を強化する目的で、相手企業の株式を取得・保有し、資本を提供すること。他企業への出資も資本参加です。

承認

仮想通貨における承認とは、ブロックにトランザクションを含む行為のことを指します。

例えばビットコインの取引をした場合、この取引のことをトランザクションと呼ぶのですが、トランザクションはブロックに属することになります。

トランザクションは、この承認を得ることでブロックに属することができるのです。そのため、ブロックに属していないトランザクションは、まだ未承認の状態となります。

署名

仮想通貨における署名とは、ビットコインの所有者が誰であるのかを証明するための数学的メカニズムのことです。

もしもブロックチェーンの記録を偽物の署名で改竄しようとし、ビットコインの所有者を変更しようとしても、署名が一致しなければ記録を改竄することはできません。

ビットコインの所有者は、署名が一致した場合のみ書き換えることができるのです。

シルクロード

シルクロードとは、本来の意味は中国と地中海を結ぶ交易路を指します。仮想通貨業界におけるシルクロードとは、かつて存在したビットコイン決済ができる闇サイトのことです。

闇サイトとは、麻薬の売買など、非合法な取引をしているサイトのことで、ビットコインはこの手の違法な取引の決済手段として使用されることがあります。

シルクロードはそんな非合法な取引をしている闇サイトの一つでした。既に運営者は逮捕されており、シルクロードは閉鎖されています。

スクリプト

スクリプト(script)とは、プログラムのことです。スクリプトは、スクリプト言語を使用して記述されます。JavaScriptやPHP、Perlなどが代表的なスクリプト言語です。

仮想通貨の世界におけるスクリプトというと、ビットコインのSHA-256などのハッシュ関数のことを指します。

スケーラビリティ

システム自体の拡張性を表す言葉で、「データ量」や「利用規模」に応じて柔軟に処理できる程度のこと。スケーラビリティが高いほど、処理スピードは速いといえます。

ストップロス

損失を最小限に抑えるための行為です。ストップロスを設定することで、保有ポジションの損切りを自動的に行い、市場価格が指定した価格に到達すると成り行き注文で決済することが可能です。

ストレステスト

ストレステストとは、負荷(ストレス)を与えることで、脆弱性の有無などを調べる方法のことです。

仮想通貨の世界でも、ストレステストは頻繁に行われます。例えば、ビットコインのネットワークに大量のトランザクションをわざと発生させてストレスを与えつつ、同時にブロードキャストを継続するというのも、ストレステストです。

ストレステストをすることで、今のビットコインに必要な課題を新たに見つけることができます。

スパム

スパムとは、不特定多数の相手に対して送信される、不要な広告や不快な内容が書かれている迷惑メールのことです。

仮想通貨の世界では、ストレステストの一環として、わざと大量のトランザクションを生成させることがあるのですが、この大量のトランザクションがスパムと呼ばれています。

スプレッド

スプレッドとは、相場における買値と売値の価格差のことを指します。買値はAsk、売値はBidと表記されます。

例えば、ビットコイン/円の価格が買値73万円、売値72万円だった場合、スプレッドは1万円となります。

買値でビットコインを購入し、売値でビットコインを売却することになります。買値は売値よりも基本的に高くなることがほとんどのため、買ってすぐに売ると、必ずスプレッド分だけ損をすることになります。

スワップ手数料

スワップ手数料とは、本来は2国間の金利差から生じる利益のことを指すのですが、仮想通貨の世界ではビットコインFXの手数料のことを指します。

ビットコインFXでは、ポジションを保有すると、その保有している期間に応じてスワップ手数料という名目で手数料が発生します。スワップ手数料は1日経過する毎に発生することが多いのですが、取引所によっては数時間毎にスワップ手数料が発生するケースもあります。

総平均法

1年間の購入金額合計を1年間の購入数量合計で割る計算方法。計算が単純ですが、1年が終わってからでないと損益の計算ができません。また実際の損益と違ってくることが多いのもデメリットです。

ソフトフォーク

仮想通貨のシステムの仕様変更が行われること。

対義語である「ハードフォーク」とは異なり、ソフトフォークでの分岐の際、仮想通貨は分裂しません。

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た行

ターゲット

仮想通貨の世界におけるターゲットというと、マイニングにおけるブロックヘッダーのハッシュ値の上限値のことを指します。

マイニングでは、このターゲットとなる値よりも小さいハッシュ値を見つけることになります。そのため、ターゲットが低いということは、それだけ見つけるべきハッシュ値も小さくなるため、マイニングの難易度が高くなります。

チェックポイント

仮想通貨の世界におけるチェックポイントというと、ビットコインの特定の時点におけるブロックのハッシュ値を指します。

このハッシュ値をチェックポイントとして定めることで、そのチェックポイントまでのトランザクションは全て有効だと判断し、不可逆なモノとしてビットコインの公式クライアントは受け入れることになります。

チェックポイント以前のブロックチェーンは分岐させることができなくなります。

チャート

チャートとは、特定の金融商品の価格を時系列順にグラフ化したモノを指します。例えば、ビットコイン/円のチャートを見ることで、過去のビットコインの値動きを視覚的に捉えることができます。

チャートには折れ線グラフやローソク足など、様々な種類があります。テクニカル分析では、このチャートの動きを見て、今後の仮想通貨の値動きを予測することになります。

デイトレード

デイトレードとは、取引の手法の一つです。デイトレードでは、特定の銘柄の売買を1日という短い期間で完結させることになります。

株式投資と違い、仮想通貨の売買は24時間365日いつでも行えるため、デイトレードといってもどこを1日の終わりにするかはトレーダーの匙加減によります。そのため、デイトレードだからといって、必ずしもポジションを翌日に持ち越さないとは限りません。

ディフィカルティー(採掘難易度)

ディフィカルティ―(採掘難易度)とは、マイニングのブロック生成に対する難易度のことです。この採掘難易度よりもハッシュ値が小さければ良いとされるため、ハッシュ値の指標として用いられます。

そのため、採掘難易度の数値が低ければ低いほど、それに比例して採掘の難易度が高くなります。ビットコインなどの仮想通貨の難易度は、その時の状況に応じてディフィカルティ―が変更されます。

デスクトップウォレット

パソコンにインストールしたソフトで仮想通貨を管理するウォレット。ソフトは無料で利用でき、バックアップを取ることもできます。仮想通貨の送金や取引もスムーズに行えるため、利便性の高さもメリットです。

ただしインターネットにつなげた場合、ウイルス感染によるハッキングリスクが生まれます。パソコン本体が故障した場合も、仮想通貨が利用不可になる可能性もあるので、必ずバックアップを取っておきましょう。

「Bitcoin Core」や「bitpay」といった種類があります。

詳しくは「コールドウォレットとは?ホットウォレットとの違いも解説」を参照してください。

デフレーション

デフレーションとはインフレーションの対極の概念で、通貨の量に比して商品の量が多い経済状態を指します。

経済がデフレーションに陥ると、モノの流通が滞り、雇用の減少や生産の縮小などが生じることになります。通貨の量よりもモノの供給量の方が多くなるため、デフレになるとモノの価値が下がる分、相対的に通貨の価値が上がります。

ビットコインなどの仮想通貨は発行数に上限があるため、デフレになりやすく、価値が上がりやすいとされています。

デリゲートハーベスティング

NEMのハーベスト(ハーベスティング)の一種。ハーベストとは、ビットコインのマイニングのようなものでPoIによって成り立っているブロックチェーンの承認方法です。

10,000XEM以上をNano Walletに保管していれば、自動でXEMが獲得できます。報酬として受け取るXEMは自身の保有量や取引回数によって異なります。

電子署名

電子署名とは、紙に書く署名と違い、電子的な方法で署名をすることを指します。仮想通貨の場合、公開鍵と呼ばれるキーを使用することで署名することができます。

公開鍵と、その電子署名を比べることで、電子署名をした人物が秘密鍵を持っている人物と同一であると断定することができます。

電子マネー

電子マネーとは、電子的な方法で決済ができる手段のことです。SuicaやPASMOが電子マネーとなります。ビットコインなどの仮想通貨の場合、PASMOなどの電子マネーと違って独立した価値を形成しています。

PASMOなどの電子マネーの価値は日本円と同じです。しかし、ビットコインなどの仮想通貨の価値は独立しているため、常に変動しており、日本円などの法定通貨とは異なる価値を形成しています。

トークン

代用貨幣のこと。仮想通貨との違いはほとんどなく、アルトコインや企業が独自に発行した仮想通貨もトークンに含まれます。

またトークンは既存ブロックチェーン上で動作するものが多いです。ブロックチェーンを1から構築する必要がないので、開発の手間が省けます。

例えばNEMのブロックチェーンで動作するトークンはmosaicという名称で呼ばれます。

トランザクション

トランザクションとは、本来は処理単位を指すIT用語です。

仮想通貨の場合、トランザクションは取引のことを指します。

トランザクションには、前の仮想通貨保有者から受け取った取引のハッシュ値や、送り先のアドレスなどが含まれます。

ビットコインのトランザクションは、ビットコイン誕生当初から現在、そして今後の未来に至るまで、すべての取引が過去から現在にわたってチェーンで繋がっています。

そのため、偽物のビットコインを新たに作り出したところで、ビットコインのブロックチェーンに組み込まれることはなく、使用することができません。

トランザクション展性

ビットコインが抱える脆弱性の1つ。悪意のある受取人がトランザクションの中身は変えずに、トランザクションのハッシュ値を変更することで、二重支払いなどの問題を引き起こすことです。

例えばAさんがBさんへ1BTC送金し、Bさんがトランザクションのハッシュ値を変更したとします。このとき同じ取引内容でハッシュ値の異なる記録が2つ存在することに。

ハッシュ値を改ざんした方の取引が先に承認されると、Aさんの取引は改ざんされた方のハッシュ値で記録することに。送金は正しく行われているにも関わらず、Aさんには送金が失敗したように見えてしうため、二重支払いを行ってしまう可能性が発生します。

マリアビリティ問題とも言われ、マウントゴックス事件で問題となりました。

取引所

取引所とは、有価証券などの金融商品を取り扱っている常設市場のことを指します。仮想通貨の取引所の場合、大量のビットコインやアルトコインなどの取引が行える常設市場となります。

仮想通貨を取り扱っている常設市場はすべて取引所となります。取引所は、販売所と区別されることが多いです。

取引手数料

取引手数料とは、取引にかかる手数料のことです。取引所で仮想通貨を売買する時に発生する手数料とは別に、仮想通貨を送付する時に発生する手数料も、取引手数料と呼ばれます。

例えばビットコインの場合、ビットコインを送付する度にビットコインのマイナーに取引手数料という名目で、手数料が支払われます。

ビットコインを送付する場合、少額の取引ですと、約0.0001BTCの取引手数料が発生します。

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な行

ナンス

「Number used once」の略で、直訳すると「一度だけ使われる数字」。いわゆる「ワンタイムパスワード」のような存在です。

取引の正しさを証明し、ブロックチェーン上で前のブロックに繋げるために、マイナーが必要なナンスを見つける作業を行います。

日本ブロックチェーン協会(JBA)

日本ブロックチェーン協会(JBA)とは、日本のブロックチェーン関係の組織のことです。JBAの目的は、ブロックチェーンの技術による日本経済の発展、そして貢献をすることです。

設立は2014年9月12日で、2016年4月にJDADからJBAに組織を改組しました。
場所は東京都港区新橋にあります。代表理事は、株式会社bitFlyer代表取締役の三根公博氏です。

ネム

ネムとは、アルトコインの一種で、通貨単位はXEMです。2015年に公開された仮想通貨で、PoIと呼ばれるコンセンサスアルゴリズムを採用しています。発行上限は8,999,999,999枚で、既に全枚数が発行済みです。

イーサリアムと同じく、プラットフォームとしても使用できる仮想通貨です。ネムをプラットフォームとして使用することで、独自トークンを作ることが出来ます。

ノード

ノードとは、本来の意味ではネットワークにおける中継点を指します。仮想通貨のネットワークにもノードは存在しており、それぞれに異なる役割を持っています。

例えば、ビットコインのネットワークにあるフルノードと呼ばれるノードには、送金処理に不正はないかを検証するという役割があります。

ノードには他にもSPVノードなど、様々な種類のノードが存在します。

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は行

ハードウェアウォレット

専用デバイスで仮想通貨を管理するウォレット。コールドウォレットに分類されます。

ハッキングの危険が低く、リカバリーフレーズを使えばバックアップも取れるため、デバイス本体を紛失しても仮想通貨が無くなることはありません。ただし専用デバイスの価格が高く、購入場所を誤ると詐欺に遭う可能性もあるので注意。

種類は「Ledger Nano S(レジャーナノS)」や「Trezor(トレザー)」などがあります。
詳しくは「ハードウェアウォレットとは?仕組みと注意点を解説」を参照してください。

ハードフォーク

仮想通貨の分裂することを「フォーク(分岐)」といい、ハードフォークでは分岐の際、それまでの仮想通貨とは全く別物の仮想通貨が誕生します。

ハードフォークの対義語は「ソフトフォーク」です。

発行量

発行量とは、発行された仮想通貨の量などを指す単語です。これから発行される新規の仮想通貨の量や、既に発行された仮想通貨の総量などを表す時に使用する単語です。

仮想通貨の中には、ビットコインのように発行量に上限があるタイプの通貨もあれば、発行量に上限のない通貨もあります。ただ、どの通貨であっても、現在の発行量を把握することができます。

ハッシュ

あるデータを数値化した場合に生成される文字列のこと。一度ハッシュ化されたものは、再度元のデータに戻すことができない仕組みです。前の取引履歴が正しいことを証明するために、ハッシュ値が使用されます。

ハッシュレート(採掘速度)

ハッシュレート(採掘速度)とは、計算の単位のことを指します。例えばハッシュレートが10TH/sの場合、1秒あたり10兆回ハッシュ計算ができるということを意味します。

ビットコインなどのマイニング可能な仮想通貨の採掘量を計算する時にハッシュレートを参考にします。ビットコインのマイニングをする場合、約10分間にわたって計算をし続けることになるのですが、このマイニングをする際の1秒あたりに何回計算できるのかをハッシュレートで表すことになります。

半減期

半減期とは、仮想通貨のマイニング報酬が半減する時期のことを指す単語です。

以前までは、半減期といえばビットコインのマイニング報酬が半分になる時期を指す単語だったのですが、様々な仮想通貨が存在する現代においては、マイニング報酬が減るタイミングのことを一律に半減期と呼びます。

例えば、仮想通貨のリスクにも半減期はあるのですが、こちらは半減期が到来する毎に1LSK毎減っていきます。このように、リスクのような例外があるため、半減期が到来したからといって必ずしもマイニング報酬が半分になるというわけではありません。

販売所

仮想通貨の販売所では、仮想通貨の売買を行っています。取引所が仮想通貨の売買ができる場所を提供しているのに対し、販売所では運営所が直接売買の相手方となります。

個人間売買ができる取引所ならば板取引ができますが、販売所では板取引はできません。そのため、販売所は取引所と比べ、スプレッドが広くなりやすいです。他方で、販売所は取引所と違い、運営元と直接取引ができるため、約定しやすいという特徴があります。

ビザンチン将軍問題

ビザンチン将軍問題とは、合意形成に関わる問題のことです。

P2Pネットワークを基盤としているビットコインには、誰でも自由にネットワークに参加することができます。この参加者が全員善意の第三者であればビザンチン問題は発生しません。

しかし、このネットワークに悪意のある人物が紛れ込んでいると、正しい合意形成ができなくなります。ビットコインのPoWは、このビザンチン問題を克服できる合意形成の方法となります。

ビットコイン

ビットコインは、代表的な仮想通貨のことです。世界で最初に作られた仮想通貨で、サトシ・ナカモトと呼ばれる人物が開発しました。通貨単位はBTCです。

仮想通貨の基軸通貨として扱われることが多く、全仮想通貨の中で最も時価総額が高い仮想通貨でもあります。

ビットコインとそれ以外の仮想通貨のことを区分けするため、ビットコイン以外の仮想通貨はすべてアルトコインと呼ばれます。

ビットコインアドレス

ビットコインを利用する際に必要となる口座番号のようなもので、27~34文字の英数字で構成されています。1つの公開鍵から、いろいろなアドレスを作れるので、QRコードに変換することも可能です。

ビットコインアドレスをインターネット上に載せるなどして、不特定多数の人々から寄付を募る時にも利用することができます。

ビットコインキャッシュ

ビットコインキャッシュは、ビットコインより初めてハードフォークしたアルトコインです。通貨単位はBCHです。

ビットコインより分裂した仮想通貨のため、ビットコインと似た特徴を多く持っています。

2017年8月1日に公開、発行上限枚数は2100万枚、コンセンサスアルゴリズムはPoWです。ブロック生成速度は約10分で、公開当初のブロックサイズは8MBだったのですが、2018年5月のハードフォークをキッカケに32MBに拡張されました。

ビットコイン・インベストメント・トラスト

ビットコイン・インベストメント・トラストとは、2013年よりスタートした個人向け投資信託のことです。

世界初のビットコイン価格に連動した投資信託です。ティッカーシンボルはGBTCです。ウィンクルボス兄弟で有名なビットコインETFに先駆けて公開されました。

ビットコイン・コア

ビットコイン・コアはビットコインの公式クライアントです。ビットコインのマイニングや取引などをするためには、このビットコインコアと呼ばれるオープンソフトウェアが必要となります。

ビットコインの生みの親であるサトシ・ナカモトを筆頭に、ビットコインの考えに共鳴した有志が共同で開発したソフトウェアで、現在も改良が進んでいます。

秘密鍵

51の英数字の組み合わせで表されるパスワードのようなもので、秘密鍵を用いてハッシュ値の暗号化を行うため、ハッキングされるとビットコインの盗難にあう恐れもあります。

プラットフォーム型

仮想通貨そのものだけではなく、仮想通貨が流通するシステムを提供するもの。プラットフォームには「土台」や「環境」という意味があります。

例えばEthereum(イーサリアム)やNEO(ネオ)はスマートコントラクトとDApps(分散型アプリケーション)を構築できるプラットフォームです。

ブロックチェーン

ビットコインの取引データをすべて記載し、管理する台帳のようなもの。ビットコインの受け渡しが正しく行われた記録(履歴)である「トランザクション」をまとめたものが、ブロックとなり連なっている状態。

分散型取引所(DEX)

自分の持っているウォレットで、直接取引を行うこともできる取引所のこと。取引所内にウォレットを作ることはなく、取引板があるだけのシンプルな取引所も多いです。

中央管理者がいないため、手数料は安価。また利用するのに本人確認の必要もありません。
EtherDelta(イーサデルタ)などの種類があります。

ペーパーウォレット

紙にQRコード形式の秘密鍵を印刷するタイプのウォレットです。コールドウォレットの1種。

紙に秘密鍵を印刷するため、ハッキングの危険がありません。仮想通貨を安全に管理できるのがメリットですが、送金の際はパソコンにインポートする必要があり、利便性は高くありません。

また紙の紛失や盗難に遭うと、仮想通貨が利用できなくなる可能性があります。
ペーパーウォレットは「bitaddress.org」などのサービスを使えば、誰でも無料で作成できます。

ペーパーウォレットについては「コールドウォレットとは?ホットウォレットとの違いも解説」でも解説しています。

ホットウォレット

仮想通貨のウォレットの内、秘密鍵をオンラインで管理するもの。ウェブウォレットや取引所アプリのウォレット、一部のモバイルウォレットが該当します。

送金や受取がリアルタイムでできるなど、利便性の高さが特徴。利用方法も簡単で、Webサイトへの登録や、アプリのインストールをすれば無料で使用できます。

ただし常時インターネットにつながっているため、ハッキングのリスクが常に存在。大量の仮想通貨を1つのホットウォレットで管理するのは危険であり、すでに多くの仮想通貨盗難事件が起こっています。

ボリンジャーバンド

アメリカ人のジョン・ボリンジャー氏が開発したことからこの名前がついています。「価格の推移はこの範囲(バンド)内におさまるだろう」という指標で、統計学の考え方を移動平均線に取り込んだものです。

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ま行

マイナー(採掘者)

マイナー(採掘者)とは、 マイニング(採掘)を行う者のことを指します。ただし、実際にマイニングを行うのはコンピュータとなります。

ビットコインなどのマイニングができる仮想通貨にマイナーとして参加し、マイニングに成功すると、新規に発行されるビットコインをマイニング報酬として稼ぐことができます。

マイニング(採掘)

仮想通貨取引を記録するために行う、「採掘」とも呼ばれる承認作業のこと。

ブロックチェーンに新たなブロックを追加する上で必要不可欠となる「ナンス」を求めることで、その取引記録をブロックチェーン上に書き込み、実行することが可能になります。

マイニングについて、より詳しく知りたい人は「ビットコインのマイニングとは?採掘の仕組みを解説します」を読んでみてくださいね

マイニングプール

複数のマイナーが、お互いに協力し合って組織的にマイニングを行う仕組みのこと。マイニングプールのサ-バーから条件を与えられ、マイニング作業を行います。

膨大な電力を必要とするマイニングは、電気料金の安い中国で集中的に行われています。

マウントゴックス

マルク・カルプレス氏が買収し、東京に本社を置いていた取引所のこと。

2014年2月に、当時の価格で約470億円分のビットコインが流出したとされる「マウントゴックス事件」が起きました。

マウントゴックス事件については、「ビットコインが消えたマウントゴックス事件とは?時系列で事件を解説」で詳しく紹介しています。

マネーロンダリング(資金洗浄)

麻薬や脱税など、犯罪で得た不正資金の出所をわからなくする行為。具体的には架空の名義を利用して、不正資金の送金を繰り返したり、不正資金で株や債券を購入したりします。

マルチシグ

マルチシグネチャーというシステムのこと。通貨の送金などを行う際に複数の秘密鍵が必要となるシステムで、仮に秘密鍵のうちの1つがハッキングされ流出したとしても、他の秘密鍵が流出しない限り送金されない。

モナコイン

モナコインとは、2013年に公開された、初の日本産の仮想通貨です。通貨単位はMONAです。世界で最初にSegwitを採用した仮想通貨でもあります。

発行総数の上限は1億512万枚で、平均ブロック作成時間は約90秒です。コンセンサスアルゴリズムはPoWを採用しており、誰でもマイニングへの参加が可能です。

名前の由来であるモナとは、2ちゃんねるのアスキーアートであるモナーのことです。

モバイルウォレット

スマートフォンやタブレット端末などで仮想通貨を管理するウォレット。外出先でも仮想通貨の取引ができるほか、リカバリーフレーズがあればウォレットのバックアップを取ることもできます。

秘密鍵を端末内で保管するタイプのモバイルウォレットは、ウェブウォレットに比べてセキュリティレベルが高いのも特徴です。

ただし端末をインターネットにつなげた時点でハッキングのリスクは生まれます。端末本体を失くしたり、盗まれた場合も仮想通貨を不正利用される危険性が高まります。

詳しくは「モバイルウォレットの仕組みとメリット・デメリットを解説」を参照してください。

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や行

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ら行

ライトコイン

ライトコインとは、アルトコインの一種です。通貨単位はLTCです。2011年10月に誕生、元Googleエンジニアのチャーリー・リー氏が開発した仮想通貨で、発行上限は8400万枚です。ビットコインよりも送金スピードが速いなどの特徴があります。

ビットコインよりも決済に向いている仮想通貨のため、ビットコインの代替通貨として決済時に使われることが多いです。

リカバリーフレーズ(秘密キー)

ハードウェアウォレットやモバイルウォレットで、ウォレットの内容を復元する際に必要となるコードのこと。秘密キーや復元フレーズとも言います。ウェレットの種類によって異なりますが、12個か24個の英単語であることが多いです。

リカバリーフレーズがあれば、ウォレット本体を紛失してもウォレットの中身は無くなりません。ただしリカバリーフレーズを他人に知られると、仮想通貨が盗まれる危険があります。リカバリーフレーズの管理は厳重に行いましょう。

リスク

リスクはアルトコインの一種です。通貨単位はLSKです。2016年5月に公開された仮想通貨で、発行上限枚数はありません。ただし、半減期はあります。

スマートコントラクトが実装されている仮想通貨で、DAppsと呼ばれる分散型アプリケーションの作成のためのプラットフォームとして使用することができます。

DPoSと呼ばれるコンセンサスアルゴリズムを採用しています。リスクにはフォージングと呼ばれる独自のマイニングのシステムがあります。

リップル

リップルとはアルトコインの一種で、ビットコインやイーサリアムに次いで時価総額が高い有名な仮想通貨です。Ripple社が管理している仮想通貨で、PoCと呼ばれるコンセンサスアルゴリズムを採用しています。発行上限は1000億枚で、通貨単位はXRPです。

リップルはブリッジ通貨としての役割を期待されている仮想通貨です。他の仮想通貨と比較して圧倒的に送金スピードが速く、手数料も安いなどの特徴があります。

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わ・記号

記号

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英字

ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ

A

ASIC(エーシック)

「Application Specific Integrated Circuit」の略で、特定の用途に特化した集積回路(IC)のこと。

ビットコインのマイニング(採掘)では、膨大な計算を短い時間で行なう必要があり、それを実現するために導入されるのが専用ASICを搭載したコンピュータです。

B

Base58

58種類の文字でバイナリデータを表現するエンコード方式のこと。

「123456789ABCDEFGHJKLMNPQRSTUVWXYZabcdefghijkmnopqrstuvwxyz」が使用可能で、「l(小文字のエル)」や「1(数字のイチ)」などの間違えやすい文字を除外しています。

Bitcoinjs

Bitcoinjsとは、JavaScriptのBitcoinライブラリのことです。Bitcoinjsを用いることで、ウェブウォレットを作成できます。

このBitcoinライブラリには、Bitcoinのアドレスを作成したり、トランザクションを作成するといった機能があります。さらに、マルチシグのアドレスの作成や、ステルスアドレスの作成などの機能もあります。

BIP

「Bitcoin Inprovement Proposals」の略で、ビットコイン技術改善のために作成・公開されている文章群のこと。

現在BIPは100個以上提案されており、それらはすべて「Standards(標準)」「Informational(情報)」「Process(プロセス)」のいずれかに分類されています。

Block Height

Block Heightとは、ブロックチェーンの高さを表した単位です。

例えばビットコインのブロックチェーンのBlock Heightの番号を知ることで、ビットコインが誕生してから既にどのくらいの時間が経過したのかを知ることができます。

日本語では、ブロック高と表現されることが一般的です。

C

D

DDoS

DDoSとは、distributed denial of service attackの頭文字を取った単語で、ネットワークを介した攻撃のことです。

特定のサーバーに対して複数のコンピュータよりネットワークを通じて大量のデータを与え、負荷を増やすことでサーバーダウンを起こすなどの攻撃が、まさにDDoSと呼ばれる攻撃手法です。

DPoS

Delegated Proof of Stakeの略称。主にLisk(リスク)で用いられるコンセンサスアルゴリズムです。

ブロックの作成者(承認者)はコインの保有者による投票で決められます。コイン保有者は保有量に応じて投票権が割り当てられます。

PoS(プルーフオブステーク)では保有量が多いほど承認権が得やすいのですが、DPoSでは自分の投票権を他人に移すこともできます。そのためコイン保有者であれば誰でも承認者になれる可能性があります。

またハッシュ値の計算作業などが必要でないため、取引の処理スピードが速いことも特徴です。

E

ERC20

Ethereum(イーサリアム)上のトークンへ適用される標準仕様のことです。プログラミン言語などの仕様を統一化します。イーサリアムは分散型アプリケーション(Dapps)を構築するためのプラットフォーム。

イーサリアムを使って開発されたDappsはイーサリアムのブロックチェーンを利用します。Dappsはアプリ内で使用できる独自トークンを発行でき、そのトークンに課される統一規格がERC20です。

ERC20が適用されることで、利用者は複数のトークンを同じウォレットで管理可能。ICO等における利便性が向上します。

詳しくは「ERC20とは?トークンとの関係性や対応するウォレットも紹介」をみてください。

F

G

H

I

ICO

「Initial Coin Offering」の略で、「クラウドセール」とも呼ばれます。新しいサービスを提供・開発したい企業や団体、個人などが独自の仮想通貨である「トークン」を発行・販売して、資金を調達することです。

発行者にとっては、審査不要で実施できる点がメリット。またトークン購入者は将来提供予定のサービス内でトークンが利用できるほか、トークンが仮想通貨取引所に上場後、値上がりすれば、キャピタルゲインの獲得も可能です。

J

K

L

M

MACD

短期の移動平均線と中長期の移動平均線の2本の線を使って、買いシグナルと売りシグナルをつかむことができます。「Moving Average Convergence / Divergence Trading Method」の略で、日本語では移動平均収束拡散手法といいます。

maker

板に新しい注文を並べることをmakerといいます。

maker手数料

maker手数料は、板にない価格で注文するのに必要な手数料のことです。

mosaic

NEMのブロックチェーンで動くトークンの総称。NEMにはトークン発行機能があり、誰でも独自トークンを発行し、NEMのブロックチェーンで動かすことができます。

mosaicの発行にはNano Walletが必要。独自トークンのドメイン名となる「ネームスペース」を取得後、モザイク名や初期発行量を設定可能。発行したトークンはICOでの資金調達などに利用されます。Zaifで取引できるCMSトークンもmosaicの1種です。

N

O

P

PoB

Proof of Burn(プルーフ・オブ・バーン)の略称。秘密鍵を誰も知らないアドレスにビットコインを送ることで、代わりのコインを得る方法。ビットコインを二度と使えない状態にすることから、「Burn」という表現が使われています。

PoWやPoSは初期参入者が利益を独占する傾向にあるため、その不公平感を取り除くために開発されました。

初めてPoBを採用したのはカウンターパーティ(XCP)という仮想通貨で、2014年に2000BTC以上がBurnされ、265万XCPが配布されました。現在XCPをBurnすることで、新しい仮想通貨(トークン)を発行できます。

PoC

Proof of Consensus(プルーフオブコンセンサス)の略称。リップル(XRP)で用いられるコンセンサスアルゴリズムのことです。

トランザクションの承認作業(マイニング)は、Rippleが決めた特定の承認者しか行うことができません。この承認者のことをValidator(バリデーター)と言います。

取引記録はバリデーターの80%に承認されると、XRP Ledger(リップルの取引台帳)に記録されます。

PoI

「Proof of Importance」の略。NEMで採用されるコンセンサスアルゴリズムです。インポータンスと呼ばれるスコアによって、ハーベスティングで成功する割合が変わります。またインポータンスは、NEMの所持量だけでなく、取引額や取引回数などの影響も受けます。

そのためNEMの「保有量が多く」、「取引金額と回数が大きい」ほど、ハーベスティングの恩恵を受けられます。

PoS

「Proof of Stake(プルーフオブステーク)」の略で、取引の検証方式のひとつ。対象の仮想通貨の保有量に比例して、取引の承認作業を行う権利を得られる仕組みです。

主にイーサリアムが採用しています。

PoW

「Proof of Work(プルーフオブワーク)」の略で、取引の検証方式のひとつ。膨大な量の計算を要求される認証作業を行い、その取引の正しさを証明します。
主にビットコインやモナコインが採用しています。

P2P

「Peer to Peer(ピアツーピア)」の略で、スカイプなどにも使われるネットワークシステムのこと。銀行などのように取引記録やデータを一括して管理するのではなく、ネットに繋げている端末ならどこからでも閲覧でき、対等な関係で情報を共有する方式です。

Q

R

S

Segwit(セグウィット)

「Segregated Witness」の略で、トランザクションのデータを圧縮して小さくする技術のこと。ビットコインの課題の一つであったスケーラビリティ問題を改善するために、導入が検討されたソフトです。

T

taker

すでに板へ並んでいる注文を取ることをtakerといいます。

taker手数料

taker手数料は、板にある価格で注文するのに必要な手数料のことです。

U

V

W

X

Y

Z

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数字

0123456789

0

0承認

0承認とは、まだ承認されず、ブロックに属していないトランザクションのことを指します。

仮想通貨の二重払いが発生した時に、0承認となるトランザクションが出ることがあります。もしも二重払いだった場合、0承認のトランザクションが今後承認される可能性はありません。

1

2

3

4

5

51%攻撃

過半数以上の悪意あるマイナー(団体)が、不正な取引を可能にしてしまうこと。

ブロックチェーンは51%以上が算出して同じになった答えを「正しい」と認識します。そのため、実際には「間違った答え」でも過半数以上のマイナーがわざと「正しい」と割り出せば、不正が可能になってしまうのです。

6

7

8

9

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