イーサリアムクラシックとは?その特徴と将来性を解説します

イーサリアムクラシックはイーサリアムから分裂された仮想通貨で、一部の国内取引所でも取り扱うほど人気が高いのが特徴です。しかし、イーサリアムクラシックとイーサリアムの違い、その将来性が気になるところです。

ここではイーサリアムクラシックの内容や特徴、今後の将来性はどうなっていくのかについて、解説していきます。

イーサリアムクラシックとはなにか?

先ほど説明したように、イーサリアムクラシックはイーサリアムのハードフォークによって分裂した仮想通貨です。

なぜイーサリアムクラシックが生まれたのか、イーサリアムにはない特徴は何なのか、イーサリアムクラシックにまつわる歴史などを紐解いていきましょう。

ハードフォークについて

ハードフォークとは仮想通貨を分裂させて新たな派生の仮想通貨を開発して発行するというものです。イーサリアムはイーサリアムクラシックとして誕生しました。

ビットコインキャッシュもビットコインのハードフォークで生まれましたね!
そうだ。ハードフォークはイーサリアムやビットコインに限った話ではなく、すべての仮想通貨に起きる可能性があるぞ!

どのような特徴を持っているのか?

イーサリアムクラシックにはスマートコントラクトにあります。
スマートコントラクトとは、文字通り契約をスマートに進めるためのシステムで、契約の取引プロセスを自動的に行ってくれるという役割を持ちます。

そのスマートコントラクトにブロックチェーン技術が加われば、第三者の介入で契約が改善、決済などの不正防止などが期待できます。

イーサリアムとイーサリアムクラシックが採用するスマートコントラクトは分散型プラットフォームで、第三者の介入がなくても、プログラム通りに実行することができるという強い特徴を持っています。

ブロックチェーン技術も導入しているので、中央銀行のような中央集権型の金融機関や国家権力すら介入できないほどの強固なセキュリティ能力を持ち、これが本格的に実現すれば、金融機関に革命をもたらす可能性は大きいということです。

イーサリアムクラシックのチャートから歴史を知ろう

イーサリアムクラシックが誕生したのは2015年7月30日で、仮想通貨の中でも歴史が古いほうでもあります。スペックの内容をリストにすると、このような感じとなります。

通貨名 Ethereum Classic(イーサリアムクラシック)
通貨単位 ETC
システム Proof of Work(Ethash)
時価総額 346916899970
発行量 9990万枚
発行上限 2億3000万枚
公式サイト https://ethereumclassic.github.io/

時価総額と発行量と発行上限は、CoinGeckoという仮想通貨チャートサイトを参照しました。

イーサリアムクラシックの誕生のきっかけは「THE DAO事件」

イーサリアムクラシックが誕生したきっかけは「THE DAO事件」にあります。THE DAO事件とは、65億円相当のイーサリアムがハッキングを受けて盗難されたという事件で、この事件がきっかけで、イーサリアムの価格が大暴落しました。

THE DAOとは、ドイツのslock.itというICOのサイトが始めたプロジェクト名で、イーサリアムでDAOトークンを購入してもらうという形で資金集めを始めたものです。150億円相当の資金が集まり、かなり注目されました。

しかし、ハッキングを受けて、結果は先ほど説明したとおりです。ハッキングをされた原因はTHE DAOの脆弱性にあり、イーサリアムそのものが原因ではないと考えられています。

とはいえ、イーサリアム自体も影響はないとは言い切れず、この盗難事件でついたイメージを払拭したいと思ってハードフォークを実施したことにより、イーサリアムクラシックが誕生したというわけです。

半減期とはなにか?次の半減期までのカウントダウンは?

半減期とは、マイニング報酬が半分になる時期を意味し、半減期になると、価格が上昇するということです。マイニング報酬が半分になるということは、マイニングに携わるユーザー達が離れ、仮想通貨の供給量が減っていきます。

イーサリアムクラシックの次の半減期はいつなの?
ECIP1017(イーサリアムクラシックカウントダウン)というサイトにアクセスするとわかるが、次は2020年3月の予定だ!半減期前のチャートは要チェックだぞ!

イーサリアムクラシックのカウントダウン
※2018年2月18日時点

イーサリアムクラシックを取り扱っている国内取引所を紹介

イーサリアムクラシックについて理解したところで、次はその購入方法です。イーサリアムクラシックを扱っている国内取引所は、bitFlyer(ビットフライヤー)とXtheta(シータ)とCoincheck(コインチェック)の3つとなります。

ビットフライヤー

金融庁の認可を受けた取引所で、ビットコインの取引がもっとも活発となっているのが特徴です。三井住友海上という保険会社と提携しているので、セキュリティ対策なども万全、マルチシグなどを導入するなどして、顧客の資産を徹底かつ安全に守っています。

ビットフライヤーはイーサリアムクラシックを販売所のみで取り扱っているので、気配値を気にすることなく購入できるのがメリットです。デメリットは、オークション形式ではないので安く購入することができません。

シータ

現時点で取引サービスが開始されていませんが、リップルやネムやモナコインなど多数のアルトコインを扱います。その間に本人確認できますが、入金や売買はできないようになっています。

金融庁の認可を受けている取引所のひとつですが、2017年12月1日に登録を受けた新しい取引所です。あまり知られていませんが、仮想通貨ユーザーの間でも注目されている取引所のひとつでもあります。

コインチェック

仮想通貨ユーザーの間でもっとも支持が厚い取引所ですが、それは過去の話です。なぜなら、金融庁の認可を受けていないが現時点で審査中だけでなく、580億円相当のネムが流出した事件を受けた取引所でもあります。

この事件がきっかけで仮想通貨全体が下落し、ネムの価格が200円以上から60円前後に大暴落したと考えています。しかし、金融庁の認可を受けられるように改善できれば、コインチェックは持ち直すどころか、さらに伸びると予想しています。

イーサリアムクラシックの今後!将来性を予想してみた

イーサリアムクラシックはイーサリアムから分裂したハードフォークだけあって、仮想通貨ユーザーの間でも注目されています。そこで、イーサリアムクラシックの今後や将来性などについて予想します。

その将来性はなにを秘めているのか?

現時点でイーサリアムクラシックの可能性はわかりませんが、ブロックチェーン技術が導入されたスマートコントラクトはとくに注目です。面倒な契約の手続きをコンピューターが処理してくれるので、金融機関だけでなく多くの分野でも注目されるでしょう。

イーサリアムクラシックを取り扱う取引所は増えるか

ビットフライヤーやコインチェックなどが扱っているので、他の取引所で扱っても不思議ではありません。時間が経てばイーサリアムクラシックを取引所は扱うでしょう。

現にビットフライヤーはリスクという仮想通貨を取り扱い始めたというケースがあるので、他の取引所でもイーサリアムクラシックを扱うのではないかという希望が持てます。

イーサリアムクラシックの将来性に期待

イーサリアムクラシックは特徴である、ブロックチェーン技術込みのスマートコントラクトが売りで、現在でも性能を上げるために努力しています。この技術が本格的に実現すれば、仮想市場だけでなく、すべての分野に良い影響を及ぼすことに期待が持てるということです。

2020年3月に半減期を迎える予定なので、そのときにまで買いだめしておくか、短期売買で利益を上げるかはユーザー次第です。

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