BitTrade(ビットトレード)の特徴や手数料について徹底解説
BitTrade(ビットトレード)とは、国内の仮想通貨取引所の一つで、FXトレード・フィナンシャルの関連会社です。
FXトレード・フィナンシャルといえば、実績が豊富なFX業界の大手企業です。ビットトレードは創業の歴史が浅い新興の取引所ですが、FXトレード・フィナンシャルの関連会社なだけに、金融業のノウハウや実績は豊富にあります。
ビットトレードは金融庁より認可を受けている仮想通貨取引所で、取り扱っているアルトコインの数が多い取引所として有名です。
ここでは、ビットトレードの特徴について紹介します。
ビットトレードの特徴
ビットトレードは金融庁より認可を受けている国内の仮想通貨取引所で、FXトレード・フィナンシャルの関連会社であるビットトレード株式会社が運営しています。
FXトレード・フィナンシャルがタレントの小島瑠璃子を起用しているということもあってか、ビットトレードも同じタレントを起用しています。
FXトレード・フィナンシャルが高機能なツールを取り揃えているFX会社ということもあってか、ビットトレードが用意している取引ツールも非常に高性能で、テクニカル分析に使いやすいという強みがあります。
さらに、スマホ用の取引ツールの開発にも余念がないようで、スマホからでも取引ができるWEBインターフェースをユーザーに提供しています。
ビットトレードは知名度こそ低いかもしれませんが、FXトレード・フィナンシャルという大企業が背後にいるということもあってか、ユーザーからの評価が高く、信頼されています。
ビットトレードの基本情報
ビットトレードの基本情報は次のようになります。
社名 | ビットトレード株式会社 |
---|---|
設立 | 2016年9月12日 |
代表者 | 閏間 亮 |
資本金 | 5100万円 |
金融庁登録 | 関東財務局長登録番号第00007号 |
取引形式 | 現物取引 |
売買手数料 | 0.2%から0.7% |
セキュリティ | ・コールドウォレット ・マルチシグ |
ビットトレードは0.0001BTCという、少額からの仮想通貨投資が可能な取引所です。
ビットコインの取引というと、他の取引所の場合、0.01BTCが取引できる最小単位であることが多いのですが、ビットトレードならば0.0001BTCから取引ができるため、1000円未満の少額からであってもビットコインを購入できます。
例えばビットコインの価格が1枚あたり100万円だった場合、0.0001BTCの価格はちょうど100円となります。
ビットコインの価格が高騰してしまった現在、0.1BTCのビットコインを購入するのにも大金が必要です。しかし、ビットトレードならば少額投資が可能なので、少額ずつビットコインを購入し、時間をかけて積み立てることも容易いです。
ビットトレード株式会社とは?
ビットトレード株式会社は、 閏間亮氏が代表を務めるBitTradeの運営会社です。
FXトレード・フィナンシャルの関連会社で、本社は東京都港区にあります。
FXトレード・フィナンシャルといえば、FX業界でも有名な大手企業です。取引ツールが使いやすいFX会社として有名で、約定力の高い安定したFX会社として評価されています。
その影響もあってか、ビットトレードが提供する取引ツールは非常に高性能なため、取引に役立ちます。使用可能なインディケーターの数が豊富なため、ビットトレードならばテクニカル分析を難なく行えるでしょう。まさに玄人向きの取引所です。
ビットトレードはアプリがあるのか?
ビットトレードでは、スマホ用のアプリを用意していません。ただし、スマホ用のWEBツールはあります。
スマホでも利用しやすいWEBインターフェースを開発しているため、アプリこそありませんが、スマホでも問題なく取引できるでしょう。
ビットトレードはレバレッジ取引は可能か?
ビットトレードではレバレッジ取引ができず、現物取引しかできません。
その代わり、1日あたりの取引制限などは特に設けられていないため、ビットトレードならば高額の注文が可能です。
ビットバンクとビットトレードの違い
ビットバンクとビットトレードは、名称が似ていることに加え、さらに公式サイトのデザインも似ています。それどころか、取扱い銘柄も同じなど、ほぼ瓜二つといって良いほどこの二社はよく似ています。取引用の画面やアカウントの管理画面に至っては、まったく同じと言っても過言ではありません。
一体なぜこの二社は似ているのでしょう?
ビットバンクとビットトレードは確かに運営会社こそ違いますが、ホワイトラベル契約を結ぶことで、この二社は業務提携を行っています。そのため、ビットバンクとビットトレードはどちらも似たようなサービスを提供しているのです。
両社はともに同じ取引板を利用しているため、ビットトレードで仮想通貨の売買を行うということは、同時にビットバンクで取引をしているのと同じ扱いとなります。
二社が同じ取引板を共有して使用するということは、ビットトレードのトレーダーと、ビットバンクのトレーダーが一堂に会して取引をするため、ビットバンクとビットトレードの取引板は常に高い流動性が確保されています。
このように一見すると全く同じサービスを提供しているように見える両社ですが、ただビットトレードはビットバンクと違って、取引手数料がかかるというデメリットがあるので注意しましょう。
ビットトレードのの取り扱い銘柄とは?
ビットトレードの取り扱い銘柄は次のようになります。
- ビットコイン
- リップル
- ライトコイン
- イーサリアム
- モナーコイン
- ビットコインキャッシュ
取り扱い銘柄に関する注意点
ビットトレードでは、ビットコインキャッシュの通貨単位はBCCとなります。他の取引所の場合、ビットコインキャッシュの通貨単位といえばBCHになることが一般的なので、間違えないように気をつけましょう。
BCCは円建てのみならず、ビットコイン建てでの取引も可能です。さらに、ライトコインやイーサリアム、モナーコインもビットコイン建てでの取引が可能です。ただし、リップルのみ、円建ての取引しかできません。
ビットトレードは販売所ではありません。すべて板取引となります。それはビットコインのみならず、アルトコインも同様です。
アルトコインを取り扱っている取引所は国内に多く存在しますが、板取引ができる取引所となると少数派です。そのため、アルトコインを他よりも良い条件で取引したいという人と、ビットトレードとの相性はとても良いでしょう。
ただし、ビットトレードはビットコインの手数料が他と比べて高く、費用がかかります。せっかく板取引ならではの狭いスプレッドで仮想通貨の取引ができても、手数料が高いと意味がありません。取引をする際には、どの程度の手数料がかかるのか、前もって確認しましょう。
ビットトレードのメリットとデメリットとは?
ビットトレードの口座を開設すると、いつでも自由にビットコインやアルトコインの取引ができるようになります。
ただし、ビットトレードには様々なメリットがある一方で、デメリットもあります。ビットトレードを利用する際にはメリットだけでなく、どのようなデメリットがあるのかを把握しておきましょう。
ビットトレードのメリットとは?
ビットトレードのメリットというと、まず大手FX会社の関連会社だという安心感があります。特に、FXトレード・フィナンシャルでFXをやっているトレーダーほど、ビットトレードならば安心して取引できるでしょう。
ビットトレードには他にも、ビットコインだけでなく、アルトコインも狭いスプレッドで取引ができるというメリットがあります。
板取引のスプレッドは販売所のスプレッドよりも狭くなる傾向があるため、ビットトレードを利用している限り、他社よりも有利な条件でアルトコインを売買できることでしょう。
他にも、ビットトレードはテクニカル指標が豊富に揃っているチャートツールがあるなど、トレーダーをサポートするサービスが充実しています。
スマホでも取引可能なウェブインターフェースもあるため、外出中でパソコンが使えない時でも、スマホさえあればすぐに仮想通貨の売買が行えます。
ビットトレードのデメリット
確かにビットトレードの取引ツールは機能性が高く、使いやすいというメリットがあります。しかし、この利点はビットトレードだけのものではありません。ビットバンクも同様に高機能な取引ツールを用意しています。
なにしろビットトレードはビットバンクと全く同じサービスを取り扱っているのです。ビットトレードでアルトコインの板取引ができるように、ビットバンクでもアルトコインの板取引は行えます。
そればかりか、ビットバンクは仮想通貨の売買手数料を無料にしている取引所であるのに対し、ビットトレードは売買手数料が発生する取引所です。
ビットバンクもビットトレードも、スプレッドの狭さに関して言えばどちらも同じくらいです。しかし、手数料がかからない分、ビットバンクの方がコストが安く、有利です。
そればかりか、ビットトレードは売買手数料が高めの取引所です。せっかく板取引を用いることでスプレッドを狭くすることに成功したのに、売買手数料が高いというのでは本末転倒です。
このように、ビットトレードはビットバンクとサービスの内容が被っているというデメリットに加え、さらに売買手数料が高いという欠点を抱えています。そのため、ビットトレードは常にビットバンクよりも優先度が低い取引所として扱われてしまいます。
ビットトレードのコスト
ビットトレードは、口座を開設するだけならば無料でできます。
ビットトレードでは、口座開設費用や口座維持費用などのコストがかからず、常に無料で口座を使用できるからです。
では、他の手数料はいくらほどかかるのでしょう?
ビットトレードの売買手数料は?
ビットトレードで仮想通貨の取引をする場合、それぞれの仮想通貨毎に手数料が発生します。
メイカー | テイカ― | |
---|---|---|
BTC/JPY | 0.2% | 0.2% |
XRP/JPY | 0.0025 | 0.0045% |
LTC/BTC | 0.003% | 0.007% |
ETH/BTC | 0.002% | 0.0025% |
MONA/JPY | 0.003% | 0.007% |
MONA/BTC | 0.003% | 0.007% |
BCC/JPY | 0.003% | 0.007% |
BCC/BTC | 0.003% | 0.007% |
手数料は予告なしで変更することがあるので、注意しましょう。
入出金や送金にかかる手数料
ビットトレードに日本円を入金する場合、まず銀行振込の手数料が発生します。さらに出金をする場合、648円の手数料がかかります。
仮想通貨を送金する場合、預入手数料はすべて無料になります。しかし、仮想通貨を他の場所へ送金する場合は、出金手数料がかかります。
出金手数料 | |
---|---|
ビットコイン | 0.001BTC |
リップル | 0.15XRP |
ライトコイン | 0.001LTC |
イーサリアム | 0.005ETH |
モナーコイン | 0.001MONA |
ビットコインキャッシュ | 0.001BCC |
入金や預入のコストこそかからないのですが、出金をする場合は手数料がかかります。
ビットトレードには、ここで紹介した手数料以外のコストは特にないです。レバレッジ取引もないため、レバレッジ手数料などのコストもかからないです。売買手数料と出金手数料にさえ注意しておけば、お金をかけずに利用できます。
ビットトレードの口座開設に必要なモノ
ビットトレードの口座を開設するにあたって必要なモノというと本人確認書類ぐらいで、他には特別に何かを用意する必要はありません。
取引に必要なネット環境やパソコン、スマホ、そして取引のお金さえあれば、口座を開設次第、すぐに取引を始められるでしょう。
口座開設の手順
ビットトレードの口座を開設するためには、まず公式サイトにアクセスし、「新規会員登録」をクリックします。その次に、メールアドレスを空欄に入力し、登録してください。
メールアドレスの登録が完了すると、仮登録のメールが送付されます。メールの本文中にURLがありますので、それをクリックしてください。
URL先へアクセスしたら、利用規約に同意し、チェックを入れ、利用開始の手続きを進めてください。これで口座登録の作業は完了となります。
作業が完了したら取引所にアクセスし、ログインをしてください。ログイン後に本人確認の手続きと、二段階認証の手続きを済ませてください。
本人確認の手続は、本人確認書類をWEB上にアップロードするだけで行えます。書類をアップロードした後、審査が行われます。この審査が終了すると、郵便物が届きます。この郵便物を受け取ってはじめて本人確認の手続が完了し、取引を行えるようになります。
他の取引所と比較した時の良い点と悪い点とは?
大手企業がバックにいるという安心感に加え、ビットトレードは非常に洗練された取引ツールを用意しています。インディケーターが豊富にあるため、テクニカル分析をしたいと言う人にとってビットトレードは非常に相性が良いです。
取り扱い銘柄の数は他の取引所と比べると、それほど多い水準ではありませんが、リップルやモナーコインなどの他では扱っていない仮想通貨を取り扱っているという強みがビットトレードにはあります。
例えばリップルは有名なアルトコインなのですが、bitFlyer(ビットフライヤー)もZaif(ザイフ)もまだ取り扱っていません。
他の大手取引所が取り扱っていない仮想通貨が、ビットトレードならば取引可能です。その上、ビットトレードならば取引板がありますので、アルトコインもスプレッドを常に狭くした状態で取引できるなどの優位性があります。
ただし、これらの優位性は、すべてビットバンクにも共通して存在する特徴です。ビットトレード同様に、ビットバンクも質の高い取引ツールを用意していますし、取扱い銘柄の種類もビットトレードと同じです。
そればかりか、売買手数料がかかるビットトレードと違い、ビットバンクは売買手数料が無料になります。
ビットトレードは確かに優秀な取引所なのかもしれませんが、ビットバンクはそれ以上にユーザーにとってメリットのある取引所です。
ビットバンクとビットトレードのサービスの内容が似通っている限り、手数料が安いビットバンクの方がどうしても優位性があります。
ビットトレードは悪い取引所ではないのですが、ビットバンクと同じサービスを提供している以上、常にビットバンクの後塵を拝すことになります。
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