ビットフライヤーライトニングでFXや先物取引が可能!概要と使い方

日本の仮想通貨取引所である「ビットフライヤー(bitFlyer)」では、現物仮想通貨の売買サービス以外に、操作性の高さと高速取引が可能な、プロユーザー向けのビットフライヤーライトニングというビットコイン取引サービスが用意されています。

当記事では、ビットフライヤーライトニング(bitFlyer Lightning)の基本知識をはじめ、アクセス方法や注文の仕方などを紹介します。

ビットフライヤーライトニングはどのようなサービス?

ビットフライヤーでは、「取引所」「販売所」のほかに、今回紹介する「ビットフライヤーライトニング(bitFlyer Lightning)」の3つの仮想通貨取引サービスを設けています。

ビットフライヤーを使うために、それぞれの特徴や詳細は必要な知識です。利用するにあたり、ビットフライヤーの使い方をぜひ知っておくようにしましょう。

まず、どこの取引所にもある「仮想通貨販売所」は、日本円でビットコインなどの仮想通貨を、ビットフライヤーの決めた価格で売買するサービスです。

買い方もシンプルで、たとえばビットコイン1万円分を買いたい場合、取引手数料も含むその日のレートで買うだけです。

そして、「ビットフライヤーライトニング」のサービスに含まれる内容は以下を参考にしてください。

  • Lightning 現物:日本円と仮想通貨を取引する場です。
  • Lightning FX:レバレッジ取引の1つで、最大2倍のレバレッジをかけて取引ができます。
  • Lightning Futures:これはBTC(ビットコイン)の先物取引です。Lightning FXと同じく最大2倍のレバレッジが使えます。

Lightning FXとLighting Futuresは、2020年5月1日0時時点で本人確認が完了していない方は利用停止中になっています。(2021年5月現在)

ビットフライヤーライトニングにある3種類のサービスの特徴

ビットフライヤーのLightning FXで取引可能なビットコインは、ユーザーが預け入れた証拠金(日本円、またはビットコイン)の最大 2倍までとなっています。

他者と比較してもかなり大きいレバレッジのため、上手に利用することで極めて資金効率の良い取引ができて、短期間で資産を増やすことが可能です。

2倍のレバレッジについて具体的に説明すると、ユーザーが20万円の証拠金を預け入れた場合、40万円分の売買取引ができます

小さな資金でも2倍の取引ができますし、一回の利確で利益を大きく取れるでしょう。

ただし、預入金以上の損失のリスクも存在するので、トレードを行う際は十分に気を付けないとなりません。

ビットフライヤーでは、Lightning FXの証拠金として日本円以外に仮想通貨のビットコインも預け入れできます。ビットコインを日本円に換算する場合、Lightning 現物最終取引価格の8割として見なします。

ビットフライヤーでの仮想通貨のトレードは24時間なので、株式やFXの取引と異なり、都合の良いタイミングでトレードを行えるメリットがあります。

Lightningの現物では、価格が安いタイミング、かつ自分の資金の範囲内で仮想通貨を購入。その後、価格が高騰したタイミングで売却すれば資金を増やせます。

Lightning FXの場合、「ショート・ポジション」つまり空売りを仕掛けて、価格が下落したタイミングで買い戻し決済を行います。そうすることで、下降トレンドでも収益の計上が可能です。

ビットフライヤーは、顧客サービスの一環として取引手数料が0円です。Lightning FXでも現在はキャンペーン中で取引手数料は 0円ですから、レバレッジ取引を気軽に行えます。

注意点として、取引手数料以外の「スワップポイント」に所定の手数料がかかりますが、ビットフライヤーでの手数料やスワップポイントに関する知識を深めて、より多くの利益を得られるようにしたいものです。

レバレッジ取引といえば、大金を用意しないと参加できないイメージが根付いているかもしれません。

しかしビットフライヤーのLightning FXでは、少額からの取引が可能なので、わずかな資金で試したい方も無理なく始めやすいです。

ビットフライヤーライトニングは取引所や販売所と何が違う?

販売所の取引相手は ビットフライヤー となり、ビットフライヤーの提示する価格で売買するところ。

取引所およびビットフライヤーライトニングの取引相手は他のユーザー等となり、価格はユーザー同士の需要によって決定します。

また、ビットコイン取引所およびビットフライヤーライトニングでは指値注文が可能です。

ビットフライヤーライトニングのインターフェースをチェック!

ビットフライヤーライトニングの操作は、基本的にWeb上からブラウザを使用します。

ビットフライヤーライトニングの画面

スマホアプリ「bitFlyerウォレット」のメニューにある「Lightning Web」を選ぶと、アプリ内のウェブブラウザに取引画面が表示されます。

そのほかにスマホのデフォルトのブラウザでも表示可能ですが、結局はWeb操作であることに変わりはないです。

ビットフライヤーライトニングのAPIについて

ビットフライヤーでは、「アプリケーション・プログラミング・インターフェイス(略称:API)」をユーザーに公開しています。

プログラミングで使用するさまざまな命令を集めたものと言い換えることが可能で、APIを上手に利用すれば複数のアプリと連携できて便利です。

ビットフライヤーのAPI を活用すれば、ビットフライヤーライトニングのWEB画面が重くなるトラブルも避けた利用ができますし、取引所内のトレードの様子や取引履歴などをいつでもチェックできるようになるでしょう。

また、APIを利用して自分のアカウントから新規注文や残高確認をしたり、オーダーのキャンセルなどの基本的な作業もリモートで行えたりします。

ただしAPIの基本知識は求められるので、その点は覚えておいてください。

ビットフライヤーライトニングの使用方法と注意点とは?

ビットフライヤーライトニングを使用するための注意点として、ユーザーは単に登録するだけでなく、いくつかの個人認証作業を行う必要があります。

まず、ビットフライヤーにログインして、アカウント情報が「ウォレットクラス」となっていた場合、ビットフライヤーライトニングの利用ができません。

利用前にビットフライヤーライトニングが利用できるアカウントクラス「トレードクラス」へグレードを上げる必要があります

ビットフライヤーライトニングを始めるまでの流れ

また、ビットフライヤーライトニングを利用するために、事前に個人情報を入力して認証を受ける必要があります。即日開始はできない点に注意しましょう。

ビットフライヤーは2017年6月以降、アカウントクラスは現在の2種類に変更となっています。

2017年前半までは、アカウントクラスを6つに分けてユーザー分類。各段階で認証と本人確認を完了することでアカウントクラスが上がり、それぞれのアカウントクラスで利用可能なビットフライヤーのサービスが細分化されていました。

ビットフライヤーライトニングで使われる用語を解説

Lightning FXを始める前に、使われる用語をチェックしておきましょう。

建玉(たてぎょく):ユーザーの入れた注文が約定したが、最後の「売り・買いの支払い(決済)」が完了していない状態・取引が終わっていない状態のこと。

「ポジション」と言われることもあり、現物取引と考え方が異なるため、十分に理解してからLightning FXを行う必要があるでしょう。

証拠金率:1 ÷ レバレッジ倍率で計算される比率。2倍レバレッジの場合、50%となり、取引開始後に価格が下がった場合、元の価格の50%を下回るとロスカットが発動。上昇する分に対しての自動決済はない。

評価損益:建玉の現在の評価損益のみならず、 未決済のスワップ分の損益と支払うべき手数料を合わせた金額

必要証拠金:ユーザーの建玉維持、さらに追加の新規注文をする際に必要なお金

預入証拠金:ユーザーが取引口座に預け入れている証拠金(日本円)のこと。そのほかにビットコインも預入証拠金として使用可能。その場合、証拠金額とみなされるのはビットフライヤーライトニングの現物取引相場の最終取引価格に対する 80%

証拠金維持率:必要証拠金に対する評価証拠金の割合。すでにお伝えしたロスカット判定基準となる重要な数値。評価証拠金 ÷必要証拠金で計算される

引出可能金額:評価証拠金から必要証拠金を減じた金額。または、預入証拠金と前者を比較して低額になる方を指し、条件次第で引出が制限される。

建玉評価損益/未決済スワップ損益:前者は建玉に発生中の損益、後者は建玉のスワップ損益の総額を指す

ビットフライヤーライトニングのサービス詳細

ビットフライヤーライトニングのサービス詳細について解説します。

ビットフライヤーライトニングの取引・注文可能時間

ビットフライヤーライトニングの取引日は毎日、24時間運営されています。

ビットフライヤーのメンテナンスなどが行われる際に、事前告知なしに取引時間が変更される場合もありますが、これはどの他社取引所でも同様に起こることです。

ビットフライヤーライトニングの証拠金について

2倍レバレッジを行う場合のLightning FXにおける証拠金率は 50%です。

なお、Lightning FXで現物決済を行った場合にかかるのは、注文を入れた翌日のビットフライヤーが定める時点での Lightning FX 板における「加重平均約定価格 」に、 建玉数量 x 20%をかけ合わせたJPY(日本円)となります。

ただし最終的に評価された損益や必要証拠金は、ユーザーの Lightning FXで合算されます。必要な証拠金を計算する際に、他の建玉分の相殺はないので注意しましょう。

ビットフライヤーライトニングのスワップポイントとロールオーバーとは?

基本的に一般のFXと同じとなるビットフライヤーのLightning FXでは、「スワップポイント」が発生します。

FX取引では、注文を入れて未決済のときに(建玉と表現する)決済日の延長が可能で、この状態を「ロールオーバー」と呼びます。

ロールオーバーすると「スワップポイント」という手数料が発生。簡単にスワップポイントを説明すると「利息」に相当するものです。

FXでは2種類の貨幣を扱うため、金利も2種類発生しますが、その両者を調整した後に発生する差額がロールオーバーと呼ばれています。

Lightning FXにおけるスワップポイントは、基本的に買い建玉、売り建玉ともに一日あたり0.04%の支払いが必要です。

なお、このスワップポイントは建玉の決済時に証拠金に追加もしくは減殺されます。

ビットフライヤーライトニングのおけるロスカットと追証について

Lightning FX では、預入金額の2倍の取引が可能ですが、価格が予想外の方向に変動して含み損が大きくなる可能性もあります。

株取引では「ストップ高」「ストップ安」という価格変動の上下限を決める仕組みがあるのに対し、FXではそれらが存在しません。

たとえばLightning FXで2倍レバレッジをかけて取引した際に、ビットコインが短時間のうちに急激に10%も変動すれば損失は大きくなるでしょう。

そのままでは証拠金の全てを失うだけにおさまらず、マイナスがさらに大きくなって不足金が発生することも避けられなくなります。

ロスカットの発生するタイミングは、レバレッジの倍率に合わせた所定の必要証拠金維持率の下限を下回ったときです。

ユーザーと取引所のそれぞれの損害拡大を防ぐための仕組みのロスカットでは、現物の売買時にない概念でしょう。だからこそ、ロスカットに関する知識を十分に得てからFX取引を行うことを心がけてください。

証拠金維持率を「ロスカットレベル」と表現することもあり、これはユーザーが預け入れた証拠金額から含み損を減殺した際に算出される比率です。

証拠金維持率が下限を下回るとロスカットが発動して、ユーザーの意図関係なく自動決済されます。

証拠金を失うことは避けられませんが、それ以上の損害は発生せず、巨額の借金を背負うリスクがないようになっています。

稀に急激な相場変動があった場合、システムがロスカットを発動しても、その決済完了とならないうちに激しい暴落によって価格が一瞬で変化。マイナスが発生する場合もあります。

ビットフライヤーは発生した負債に対し、追加証拠金の預入を要求する可能性もあります。

FXを始める前にビットフライヤーのホームページにある説明を十分に読んで、ロスカットのルールを理解することが大切です。

ビットフライヤーライトニングの注文の有効期限

Lightning FXにおける、ユーザーの入れた注文の有効期限は基本的に30 日です。

なお、システムの更新のときなど、稀に入れた注文が自動取り消しになる場合があります。

ビットフライヤーライトニングFXの基本的な使い方

ログインしてビットフライヤーライトニングの画面に遷移したら、BTC-FXを選択。画面の左上メニューから入出金を選択しましょう。

現物のBTCではなく、レバレッジ取引(FX)を行うために「BTC-FX/Futures」の口座を選択したら、自分が入れる金額を入力してください。

預入をクリックするとBTC-FX/Futures口座に振替(入金)が可能なので、先にビットフライヤーのアカウントに入金をしておきましょう。Lightning FX取引では、事前に証拠金を預け入れる必要があります。

また、ビットフライヤーライトニングでは「板」という言葉を使用しますが、これはそれぞれに異なるコインや条件の違う取引を扱う「場所」のことです。

イメージするとしたら、小部屋の中でたくさんの人が集まって売り買いをしている状態になります。

板はいくつかありますが、FXをする場合「BTCFX/JPY=ビットコインFX板」を選びましょう。

FXは、日本円に対してビットコインが値動きをします。これから先に上がるか下がるか想定して、上がると考えたら「ロング」で注文を入れます。

それに対し、下がると考えたら「ショート」で注文を入れる所です。すでにお伝えしたように最大の2倍レバレッジを掛けることができます。

FXは、ビットコインの値動きを予想して日本円を増やす投機行為です。

ビットコインを買ったわけではないですし、「FXをしていること」そのものが「ビットコイン保有者」になるわけではありません。

前述のように「先物(Futures)」板もあり、決められた期日のとき、ビットコインの価格が上がるか、下がっているかを当てて投機するところです。

ログインしたら、まずはチャートを確認してください。そして、ビットコインのFX板におけるこれまでの価格変動(値動き)を示しているので、今後の予想のための重要な情報としてチェックしましょう。

その際に「板情報」も確認します。ビットフライヤーのFX板で、ユーザーらが注文をたくさん出していて、まだ未約定の状況も示されています。

赤い文字は「売り」注文、下に黄色の文字で「買い」の注文が出ているのが確認できます。

FXにも「スプレッド」と呼ばれる数字が使われていますが、手数料のことではなく現在出ている売り注文の最安値と買い注文の最高値の値差を示しています。

ここが詰まっていれば、活発な取引が行われている状態と見られ、逆にここが開いていると参加者が少なくて活気がない状態と判断できます。

実際に注文入力欄に入力して、レバレッジ取引を行ってみましょう。

注文方法は自分の指定した価格で注文を出す「指値(さしね)」、「成行(なりゆき)」という現時点で他の人が出している買い・売り注文から「取る」ことが可能です。

価格は板次第となっていて、ユーザーで決めるのは数のみとなります。

ビットフライヤーライトニングで注文した後の操作

注文を出した後に、自分が建てたポジション(注文でまだ約定していないもの)のリストが注文タブに示されます。

FXでは、注文を入れた後に未約定の場合はポジション(注文)のキャンセルが可能です。

キャンセル手続きはタブの左にある×ボタンをクリックすれば可能ですが、一度約定するとキャンセルはできないので注意してください。

約定することで、ユーザーは建玉(ポジション)を保有します。これを完了(決済)するために必要なのが、同じだけの量の反対の売買をすることです。

たとえば、買いのポジションで入った場合、そのポジションは必ず「売り」を行うことで完了して損益も確定します。途中で放棄することは基本的にできません。

ビットフライヤーのシステムでは、FXの取引で取引数量にある数字をクリックすると「決済画面」が表示。ここでユーザーが希望価格を入力することで決済を行えます。

利益が出るように価格設定をするのがベストですが、緊急の場合はあえて損が出る価格を指定して早く決済を行う損切りをすることもあります。しかし、資金は当然のごとく減ります。

ビットフライヤーライトニングは無理をしないで利用しよう

ビットフライヤーライトニングの使い方を、FXを中心に解説しました。

現物取引はわかりやすいですが、FXについては理解するべき項目が多いです。事前に十分な知識を得たうえで、少額、低倍率のレバレッジからゆっくりと始めることが着実に利益を上げるために求められるでしょう。

無理をすることなく、自己資金の管理をおこなったうえでビットフライヤーライトニングを利用してください。

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