ビットフライヤーの手数料一覧と、高い手数料を抑える方法
- ビットコインは簡単取引所がお得
- アルトコイン販売所はスプレッドが高い
- 出金手数料は三井住友銀行を使えば節約できる
仮想通貨取引をするうえで、手数料は負担になりがち。手数料を抑えるためには、いつどんな手数料が必要かを知っておきましょう。
「ビットフライヤー(bitFlyer)」には、次のような手数料があります。
・アカウント作成・維持手数料
・売買手数料
・入金手数料
・出金手数料
アカウント作成・維持手数料は無料である一方で、売買手数料・入金手数料・出金手数料は必要。
とくにアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)の取引は、売買手数料が高くなる傾向にあります。
そのため、頻繁に取引すると損をする可能性があるんですよ。
ただし手数料は、工夫次第で安くも高くもなります。
この記事では、ビットフライヤーで取引する際に必要な手数料を紹介。さらに手数料を安くする方法も解説します。ビットフライヤーの利用を検討している方は、参考にしてください。
ビットフライヤーの売買手数料を紹介!販売所の手数料は無料
この項目では、ビットフライヤーの売買手数料について見ていきましょう。
ビットフライヤーでは、取引方法によって売買手数料が異なります。ビットフライヤーで売買する方法は、次の4つです。
ビットフライヤー(bitFlyer)の取引方法
- ビットコイン販売所
- アルトコイン販売所
- ビットコイン簡単取引所
- bitFlyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)
ビットフライヤーの使い方についても知っておくといいぞ。
売買手数料が無料になるのは、「ビットコイン販売所」と「アルトコイン販売所」、「bitFlyer Lightning」の一部の取引を利用したとき。
それぞれの売買手数料を次の表で確認しましょう。
取引方法 | 売買手数料 |
---|---|
・ビットコイン簡単取引所 ・Lightning 現物(BTC/JPY) いずれかで売買 |
取引金額の0.01~0.15%※ |
・ビットコイン販売所 ・Lightning FX/Futures いずれかで売買 |
無料(スプレッドの負担あり) |
取引方法 | 売買手数料 |
---|---|
・Lightning 現物で売買 (BTC・ETH・XRP・MONA・XLM・BCH) |
約定数量 × 0.01 ~ 0.15% |
・各通貨※の販売所で売買 | 無料(スプレッドの負担あり) |
「Lightning 現物」は自分が持っている資金の範囲内で取引を行いますが、「Lightning FX/futures」はレバレッジをかけることが可能です。
たとえば今10万円を持っているとしましょう。
現物取引の場合、10万円の取引しかできませんが、FX取引の場合、レバレッジをかければ元金以上の取引ができます。
元金10万円に10倍のレバレッジをかけたとしたら、100万円までの取引が可能です。
Lightning FX/Futuresでは、元金に対して最大2倍のレバレッジをかけられます。
2020年4月に施行された改正金融消費取引法によって、国内の取引所はすべてレバレッジ2倍に定められています。
ただし「Lightning FX/futures」の取引では、スワップポイントが毎日発生するので注意しましょう。
スワップポイントは毎日かかるので、仮想通貨を保有する期間が長いほど損をすることに。
Lightning FX/Futuresは、短期利用することで手数料を抑えられますよ。
ビットフライヤーの入金手数料はクイック入金がお得な場合も
ビットフライヤーで取引をする場合、開設した自分の口座へ日本円を入金する必要があります。その入金にも手数料が必要です。
ビットフライヤーの入金手数料は次のとおり。
入金時に必要な手数料 | |
---|---|
銀行振込 | 各金融機関所定の振込手数料 |
クイック入金 | 330 円(税込)/件 |
銀行振込を利用する場合、住信SBIネット銀行を利用すれば手数料は無料です。
住信SBIネット銀行以外の銀行を利用するなら、振込手数料とクイック入金の手数料を比較して選びましょう。
自分が使っている銀行の振込手数料より安くなる場合は、クイック入金がオススメ。
クイック入金は、24時間365日好きな時間に入金できるサービスです。ネットバンクからの振込、コンビニ決済、Pay-easy(ペイジー)入金から選べます。
ビットフライヤーの出金手数料は三井住友銀行がお得!
ビットフライヤーの取引で獲得した日本円を銀行口座へ出金する際にも、手数料は必要です。
ビットフライヤーの出金手数料は、三井住友銀行の口座を使うと安くなります。
手数料の違いを、次の表で確認しましょう。
出金額が3万円未満 | 出金額が3万円以上 | |
---|---|---|
三井住友銀行の口座へ出金 | 220円 | 440円 |
三井住友銀行以外の口座へ出金 | 550円 | 770円 |
頻繁に出金するようであれば、三井住友銀行の口座を開設し、出金口座として登録した方がお得です。
ビットフライヤーの販売所はスプレッドが大きい!
「ビットコイン販売所」、「アルトコイン販売所」の売買手数料は無料でした。しかし販売所で取引をする場合、スプレッド※が生じます。
スプレッドとは
買値と売値の差のこと。仮想通貨では販売所によってスプレッドが異なります。
ビットフライヤーの販売所はこのスプレッドが大きいので、販売所で頻繁に取引すると、損をする可能性があるんです。
次の表で、ある日のビットフライヤーにおけるスプレッドを確認しましょう。ただし実際のスプレッドは1秒単位で変化します。
仮想通貨の種類 | 購入価格 | 売却価格 | スプレッド |
---|---|---|---|
ビットコイン | 1,188,129円 | 1,141,621円 | 46,508円 |
イーサリアム | 100,220円 | 90,095円 | 10,125円 |
イーサリアムクラシック | 4,103円 | 3,889円 | 214円 |
ライトコイン | 25,508円 | 23,508円 | 2,000円 |
ビットコインキャッシュ | 154,793円 | 141,636円 | 13,157円 |
モナコイン | 681円 | 617円 | 64円 |
リスク | 2,880円 | 2,553円 | 327円 |
このようにビットフライヤーはスプレッドが大きいため、販売所の取引で利益を得ることが難しいのです。
取引所の場合はユーザー同士が価格を指定して売買するため、スプレッドはかかりません。
スプレッドに注意して手数料を抑える!他の取引所も活用しよう
ビットフライヤーの売買手数料や入金手数料、出金手数料、スプレッドについて解説しました。
ビットコインは「ビットコイン簡単取引所」または「Lightning 現物」で取引するのがオススメです。
ビットフライヤーの取引所で取り扱いがないアルトコインの売買は、他の取引所の利用も検討しましょう。仮想通貨の種類ごとに取引所を変えることで、最低限の手数料で取引ができます。
またビットフライヤーの販売所はスプレッドが大きいため、販売所で頻繁に取引すると利益を出しにくいので注意が必要です。
手数料が気になる人は取引方法や入出金方法を工夫して、手数料を抑えながら取引してくださいね。