ビットコイン(仮想通貨)の正しい始め方!初心者向けにやり方や疑問を解説

ビットコインを始めるには、まずCoincheck(コインチェック)などの仮想通貨取引所に口座を開設しなければなりません。

日本国内に居住している満20歳以上の方なら口座開設ができるので、すぐにビットコインを始められます。

せっかくビットコインを始めるなら、正しい知識を持って疑問や不安を解消してから始めたい方も多いのではないでしょうか。

今回は仮想通貨初心者の方が正しくビットコインを始められるように、疑問や不安を徹底解説していきます。

口座開設について、各取引所によって本人確認やその他の基準が設けられているため、必ずしも開設できるわけでは無いので注意しましょう。

ビットコインの始め方を流れに沿って解説!実際に購入してみよう

先ほど少し触れましたが、ビットコインを始めるためには、仮想通貨取引所で口座の開設が必要です。

無料で口座開設できる取引所が多いので、ビットコインを始めるか迷っている方も、ぜひ一度口座を開設してみてはいかがですか。

ビットコインを始める手順とは?

  1. 仮想通貨取引所で口座を開設する
  2. 開設した口座に日本円を入金する
  3. ビットコインを購入する

まずは仮想通貨取引所で口座の開設をする

2021年9月現在、金融庁に認可を受けている国内の仮想通貨取引所は31カ所あります。

各取引所が取り扱っている仮想通貨の種類や手数料、サービスなどから気になる取引所を見つけましょう。

違いがあまり分からない方や、とりあえず人気の取引所を使ってみたいという方は、Coincheck(コインチェック)で口座を開設することをおすすめします。

口座開設には運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類が必要なので、手元に準備しておくとスムーズに進みます。

口座開設の流れ

  1. メールアドレスからアカウント登録
  2. 本人情報の登録
  3. 本人確認書類の提出

取引所によって多少の違いはありますが、基本的にはこの様な流れです。

口座開設はスマホからでもできます。

口座を開設したら日本円を入金する

本人確認が終了して口座の開設が完了したら、口座へ日本円の入金をします。

入金方法は取引所によって異なりますが、銀行振込やコンビニ支払い、即時入金などがあります。

入金には手数料がかかる取引所もあるので、口座開設時には手数料もしっかりチェックしておくのもポイントです。

コインチェックは銀行振込の場合手数料が無料、ビットフライヤーは住信SBIネット銀行を利用してクイック入金をすると手数料が無料になります。

手数料の他にも、入金したお金が口座に反映されるまでの時間が取引所や入金方法によって異なるので、口座開設時に確認することをおすすめします。

日本円の入金ができたらビットコインを購入しよう

入金した日本円が口座に反映されれば、あとはビットコインを購入するのみです。

ビットコインを購入する場所は「販売所」と「取引所」の2カ所あります。

これまで出てきた「取引所」は、コインチェックやビットフライヤーなどの会社自体のことを指しており、「暗号資産交換業者」が正式名称です。

今回出てきた「販売所」と「取引所」は、暗号資産交換業者の中に存在する、ビットコインや他の仮想通貨を取引する場所のことを言います。

名前が似ていて混同しやすいですが、販売所と取引所のそれぞれの特徴について紹介します。

販売所とは、暗号資産交換業者が掲示する価格でビットコインを購入する場所です。

取引所でビットコインを買うよりも価格が高い場合がありますが、確実にビットコインを購入できます。

一方取引所は、ビットコインの投資家が設定した価格でビットコインを取引する場所のこと。

販売所で買うよりも安くビットコインを買える可能性が高いですが、希望通りの価格で取引できず、なかなかビットコインを購入できない場合もあります。

ビットコイン初心者の方は、まずは販売所でビットコインを購入することをおすすめします。

購入したいビットコインの数量を入力するだけで良いので、手軽にビットコインの購入が可能です。

購入したビットコインの保管方法は?

購入したビットコインを口座で保有し続けることも可能ですが、ハッキングや盗難のリスクを考えるとあまりおすすめできません。

ブロックチェーンや各社のセキュリティに守られているビットコインでも、やはり盗難リスクを完全に断ち切ることはできず、実際に多額のハッキング事件が起こった過去もあります。

大事な資産を守るために、ビットコインを保管するウォレットを活用しましょう。

ビットコインを保管するウォレットには、コールドウォレットとホットウォレットの2種類あり、インターネットに接続された環境であるかそうでないかが大きな違いになります。

コールドウォレット ホットウォレット
メリット 不正アクセスによる盗難のリスクなし 決済や送金がすぐできる
デメリット 決済や送金には時間がかかるため不向き 不正アクセスによる盗難のリスクあり
種類 ・ペーパーウォレット
・ハードウォレット
・ウェブウォレット
・モバイルウォレット
・デスクトップウォレット

コールドウォレットは、ウォレットとインターネットを完全に切り離してビットコインを保管するため、不正アクセスやハッキングによるビットコインの盗難リスクがありません。

コールドウォレットにはペーパーウォレットやハードウェアウォレットがあります。

ホットウォレットはインターネットに繋がっている状態なので、ネット環境があれば場所や端末を選ぶことなく、手軽で迅速にビットコインの送金や管理ができます。

ただし不正アクセスやハッキングの標的になるリスクがあるため、買い物や送金などに必要なビットコインだけをホットウォレットに保管するのがおすすめ。

ホットウォレットにはウェブウォレットやデスクトップウォレット、モバイルウォレットなどがあります。

ペーパーウォレット

暗号化されたビットコインの鍵を、印刷して紙で保管する方法です。

印刷後にパソコンやプリンタのキャッシュを削除すれば、最も安全な保管方法ですが、紛失や盗難には十分気をつけましょう。

ハードウェアウォレット

仮想通貨専用のハードウェアウォレットを使い、ビットコインを保管する方法です。

ハードウェアウォレットについては「ハードウェアウォレットとは?仕組みと注意点を解説」で詳しく解説しています。

ウェブウォレット

ウェブ上のウォレットにビットコインを保管する方法で、コインチェックやビットフライヤーなどがこれにあたります。

不正アクセスやハッキングの対策をしてくれるため個人で対策する必要はありませんが、交換所を選ぶ際はセキュリティレベルや経営状況などをチェックして信用できる交換所を選びましょう。

デスクトップウォレット

自分のパソコンのデスクトップにウォレットを作成する方法です。

ウェブウォレットに比べるとセキュリティ面では安心ですが、パソコンの故障やウイルス感染には十分気をつけなければなりません。

インターネットに接続しないパソコンへのウォレットのダウンロードをおすすめします。

モバイルウォレット

スマートフォンにアプリをインストールして利用します。
実際の財布のように持ち歩けるため、ビットコインで買い物をするときに便利です。
スマホの紛失や故障、盗難には十分気をつけましょう。

モバイルウォレットについては「モバイルウォレットの仕組みとメリット・デメリットを解説」を読んでみてくださいね。

ビットコイン初心者が口座を開設するなら?

どの取引所にしようか悩んでいる方に向けて、取引所選びのポイントとおすすめの取引所を紹介します。

取引所を選ぶときのポイントとは?

  • 取り扱っている仮想通貨の種類は何か
  • 手数料はどれくらいかかるか
  • 流動性は高いか
  • セキュリティ対策は万全か
  • 取引する画面は見やすいか

ビットコインはほとんどの取引所が取り扱っているので、ビットコインだけ購入したい方は取り扱っている仮想通貨の種類はあまり気にする必要は無いでしょう。

しかしビットコインの取引に慣れると、他の通貨にも興味が出たり、リスクヘッジのために他の通貨を買ったりする可能性もあります。

多くの通貨を取り扱っている取引所の方が、選択肢の幅が広がるのでおすすめです。

手数料は取引所によって異なります。

取引所は各手数料の一覧を公開しているので、どんな手数料がかかるのか、それぞれいくらなのかをチェックしましょう。

取引が活発に行われている状態を「流動性が高い」と言います。

流動性が高い方が取引所での取引が成立しやすくなるので、安くビットコインを購入できる可能性が高いです。

また流動性が高いということは、その取引所の利用者が多いことを意味するため、安心して利用できる取引所とも言えるでしょう。

流動性が高いかどうかは、取引所の板の動きを見れば判断できます。

板とは仮想通貨の売り注文と買い注文の情報が並んだ一覧表のことで、投資家が売りたい、もしくは買いたいと指定する希望価格がリアルタイムで表示されるものです。

取引所の板を説明する画像

画像引用元:Coincheck

売り注文は中央にある注文ほど安く、買い注文は中央にある注文ほど価格が高くなっています。

新しく出された注文は板に流れるので、板の動きが速いと流動性が高いと判断できます。

セキュリティ対策についてもしっかり確認しておきましょう。

セキュリティ対策には資産の分別管理や二段階認証、マルチシグネチャなどが挙げられます。

特にコールドウォレットで顧客資産を保管している取引所は、ハッキングのリスクに強いです。

DMMビットコインは顧客資産の95%以上をコールドウォレットで保管して運用しています。

コールドウォレットで保管されている仮想通貨は、万が一取引所がハッキングに遭っても盗まれる可能性がないので、セキュリティの面では非常に有効な対策です。

最後に取引画面の見やすさですが、これは個人的な好みが大きく関係すると思います。

口座開設は無料でできる取引所が多いので、複数の取引所で口座を開設して、実際に取引画面やアプリを確認してみるのがおすすめです。

ビットコイン初心者が気になるビットコインのFAQ

ビットコインを始める流れや、口座開設の選び方を理解しても、疑問や不安はまだまだあるかと思います。

ここからは多くのビットコイン初心者の方が感じる、ビットコインの疑問を解決していきます。

  • ビットコインにはどんなメリットがある?

    A:ビットコインの主なメリットを以下のとおりです。
    ・希少性がある
    ・安全性が高い
    ・分散投資の対象となる
    ・個人間で直接取引ができる
    ・海外送金が銀行より速く、手数料が格安
    ・時間や場所にとらわれずに取引できる
    ・1,000円以下の少額から始められる

    ビットコインのメリットは紹介した通りたくさんあります。

    ビットコインのメリットを知れば、ビットコインを始めたい気持ちが強くなるのではないでしょうか。

  • ビットコインにはどんなリスクがあるの?

    A:ビットコインの主なリスクは以下のとおりです。
    ・価格変動のリスク
    ・ハッキングのリスク
    ・中央管理者による保証がない

    価格変動が大きく中央管理者が存在しないのはビットコインの特徴です。

    価格変動が大きいためビットコインは儲けやすいと言われていますが、その分損失も出しやすいことを理解しましょう。

    また中央管理者が存在しないこと自体はデメリットでもリスクでもありませんが、万が一ハッキングやサイバー攻撃を受けた場合、受けた損失の補償はされません。

    このような事態を想定すると、価値を保証してくれる機関が存在しないのはリスクと言えます。

  • ビットコインを始めると税金がかかる?

    A:ビットコインを始めただけでは税金はかかりません。

    ビットコインで利益が出て、それを出金した場合に税金がかかります。

    ビットコインを始めた段階や、ビットコインを保有しているだけでは税金は発生しません。

    その他にもビットコインの利用で税金が発生するポイントを紹介します。

    ・ビットコインを売却(換金)したとき
    ・ビットコインで買い物したとき
    ・ビットコインを他の仮想通貨に交換したとき
    ・マイニングでビットコインを入手したとき

    上3つの場合は、ビットコインを売却、決済、交換した時の時価が、購入金額より高いと課税対象になります。

    ビットコインで得た利益は雑所得として区分され、利益が20万円以下であれば非課税になります。

    ですがあくまでも他の副収入が無い場合に限るので、合計額が20万円以内であっても、他の副収入があれば課税対象になります。

    確定申告の際には1年間の収支の一覧や、取引の一覧など必要書類がいくつかあるので、脱税しないようにしっかりと収支の管理や把握をしましょう。

    もし心配ならば必ず税務署や税理士に相談してみてください。

  • ビットコインは儲かるの?

    A:ビットコインは儲かりやすいです。ただし必ずしも儲かるわけではありません。

    ビットコインは投資なので利益や損失はつきものです。

    ビットコインは価格変動が激しく、一日で数十万の値動きがあることもあります。

    もちろん最良のタイミングで売却できれば儲かりますが、タイミングの良し悪しは結果論の話。

    ビットコイン初心者のうちは、損失を被っても勉強代として納得できる額で投資を始めましょう。

  • ビットコインの始め方が載っている本はどれがおすすめ?

    A:おすすめの本を3冊紹介します。

    「いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン/大塚雄介著」

    『いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン/大塚雄介著』

    ビットコインやブロックチェーンの基本の仕組みの解説から最新トピックまでを体系的に分かりやすく説明している一冊です。

    著者の大塚雄介氏はコインチェック株式会社共同創業者兼COO(最高執行責任者)です。

    「1時間でわかるビットコイン入門~1円から送る・使う・投資する/小田玄紀著」

    『1時間でわかるビットコイン入門~1円から送る・使う・投資する~/小田玄紀著』

    タイトルに入門とあるように、挿絵付きで分かりやすくビットコインについて説明しているので、初心者にやさしい本になっています。

    「AfterBitcoin 仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者/中島真志著」

    『AfterBitcoin 仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者/ 中島真志』

    元日本マイクロソフトの社長が太鼓判を押した一冊です。

    仮想通貨の仕組みやビットコインの使い方、ブロックチェーンの技術などの初心者向けの内容から、ブロックチェーンの応用や通貨の電子化の歴史など、中級者・上級者でも読み応えのある一冊です。

ビットコイン初心者が始める前に知っておきたい注意点

ビットコインを始めること自体はとても簡単ですが、右も左も分からない状態でビットコインの世界に飛び込むことはリスクが大きいです。

これからビットコインを始める方へビットコインの注意すべきポイントもご紹介します。

ビットコイン初心者が気をつけること

  • 始めは少額から、余剰金で投資しよう
  • 慌てて買わない
  • 慌てて売らない

最初は少額からスタートする

少し前にお話した通り、ビットコインは価格変動が激しいので、初心者でも大きな額の利益を得たり損をしたりします。

損をしたときに、損益分をビットコインで取り戻そうとしてさらに損を被る可能性もあるので、必ず始めのうちは生活資金には手を付けずに余剰金から少額で始めましょう。

急上昇しても慌てて買い足さない

高値で買ったビットコインがその後値下がりすることを「高値掴み」といいます。

ビットコインの価格が急上昇した際、今後のさらなる上昇に期待して慌てて買うのは危険信号です。

価格が急上昇した場合はそのあと高確率で急降下することが多いので、はやる気持ちを落ち着かせましょう。

価格が下落したタイミングの方が、安く購入できるのでおすすめです。

下落しても慌てて売らない

高値つかみの逆を「狼狽売り」といいます。

ビットコインの価格が急に下落したときに慌てて売ってしまうことも、損をしてしまう可能性が高いです。

今は仮想通貨業界全体が価格の上昇下降を繰り返しながら徐々に価値をあげていっているので、価格が下がり始めたタイミングでも一度気持ちを落ち着かせましょう。

高い値段で買ったビットコインを、価格が下がり始めた後に売ってしまってはとてももったいないです。

レバレッジ取引はビットコイン初心者にはレベルが高い

レバレッジ取引とは実際に入金した金額を担保に、最大4倍の金額を投資できる取引です。

例えば100万円を証拠金として預けた場合、400万円相当のビットコインのやり取りを行えます。

手持ちの現金よりも大きな額で取引を行えることは魅力的ですが、価格変動により一定の損失額に達すると、強制的に決済される「ロスカット」が行われます。

大きな金額を運用できますが、損失が大きくなる可能性も非常に高く価格変動のリスクも大きいので、初心者にはレベルの高い取引になります

ビットコインは価格が大幅に変動する恐れがあるので注意

1BTCあたりの価格は、2011年3月には約70円でしたが、2017年12月には200万円を超え、2021年3月には600万円を超えています。

10年で500万円以上価値が上がっていますが、ずっと右肩上がりだったわけではなく、乱高下を繰り返しています。

過去にビットコインの価格が下落した背景には、各国の規制強化や取引所のハッキングなどがあります。

そのようなことが起きるとビットコインの価値は一気に数十万円の下落します。

昨今のビットコインの価値なら、数百万円の急落の可能性も十分あります。

ビットコインを始める際はそういったリスクがあることも想定しておきましょう。

ビットコインを始めるときは資金に余裕を持ってから

これまでの流れから、ビットコインは大きな利益を得ることも大きな損失を被ることもあることが分かったと思います。

損失が大きくなっては金銭面や精神面にも影響が及び、日常生活にも支障をきたす恐れがあります。

せっかくビットコインを始めるなら、より多くの利益を出したいと思うかもしれませんが、ビットコインのコツを掴むまでは余剰資金で楽しみましょう。

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