ビットコインの売り時とは?利確のタイミングを解説

ビットコインは買えば儲かるというものではありません。ビットコインへの投資で利益を出すためには、買った時の価格よりも高い値段でビットコインを売却する必要があります。

ビットコインを購入し、保有している状態では、どれほど含み益が出たとしても、まだ利益が未確定の状態です。もしも相場が急変し、ビットコインの価格が暴落すると、利益を得るどころか、マイナスになってしまう恐れがあります。

ビットコインの投資で利益を出すためには、安い時にビットコインを買い、高くなった時に売る、という原則を守る必要があります。

では、一体どうすればタイミングよくビットコインを売却できるのでしょう?

今回はビットコインの利確のタイミングについて紹介します。

利確とは?

利確とは、利益を確定させる行為のことを指します。

ビットコインの価格は常に変動しているため、ビットコインを保有している状態ではまだ利益が確定しているとは言えません。

今後、ビットコインの価格がさらに上がって含み益が増える可能性がある一方で、価格が暴落して含み損を抱えるリスクも存在します。

現物取引における利確とは、ビットコインを売却して利益を確定させることで、同時に価格変動のリスクを無くすことでもあります。

利益確定のケースモデル

例えば、2017年1月、ビットコインの価格が10万円だった時にBTCを10枚買ったとします。

その後、2017年12月のビットコイン価格が220万円まで値上がりした後にビットコインを10枚売却すると、差額分が210万円のため、2100万円の利益を確定させたことになります。

ちなみに、ビットコインの価格は2018年1月頃より暴落し、2018年2月には70万円代まで価格が落ちました。

もしも70万円の時にビットコインを10枚売却した場合、差額は60万円となりますので、利確によって得られる利益は600万円となります。

このように、利確のタイミングを間違えると、得られる利益を大幅に減らしてしまう恐れがあります。特にビットコインのようなボラティリティの激しい金融商品ともなると、ほんの少し利確のタイミングがズレるだけで、利益が3分の1以下にまで減ってしまうリスクがあります。

ビットコインへの投資で利益を得ようと思ったら、含み益が大きくなった時に売却する必要があります。この売却のタイミングを逃してしまうと、利益を失うばかりか、暴落に巻き込まれ、含み損を抱える恐れがあります。

利確のタイミングとは?

利確の理想のタイミングというと、やはりビットコインの価格がもっとも高くなった時でしょう。

ビットコインの価格が最も安い時に買い、ビットコインの価格が最も高い時に売る、これを実践することができれば、ビットコインの投資で利益を得ることができます。

では、一体どのような方法で投資をすれば、ビットコインを天井の高値で売ることができるのでしょう?

残念ながら、ビットコインの天井や底値をリアルタイムに知る術はありません。もちろん、過去のチャートを振り返れば、どこが天井だったのかを知ることは可能ですが、それはすべて結果論です。

取引をしている最中に特定の銘柄の天井を知ることはまずできません。それは経験豊富なプロでも不可能な難行です。ならばどうすれば良いのでしょう?

相場の世界には「頭と尻尾はくれてやれ」という格言があります。これは、儲け損ねた利益は捨ててしまえ、という意味の格言です。

取引をしている最中に、ビットコインの天井を見つけることはほぼ不可能です。まだ上がるだろう、と思っていた時が天井で、気づけば相場が反転し、下落に転じていたという経験は投資家ならば一度や二度はあることでしょう。

天井がどこにあるのかわからない以上、天井の位置を知ろうと努力したところで、すべては無駄に終わるでしょう。では、どうすれば良いのかというと、もっとも有効な対処法は妥協することです。

ビットコインを購入し、順調に価格が上昇し、この辺りが天井だろうと判断したら、早々に利確してしまいましょう。

もしかしたらその判断は間違っているかもしれません。売却せずに放置すればもっと値上がりし、さらなる利益を得られたかもしれません。しかし、そのような未来のことは誰にもわからないことです。

たとえ天井で売ることが出来なかったとしても、しっかりと自分の判断で利確が出来たのであれば、その利確が出来たタイミングこそ、当人にとっての最良の天井となるのです。

相場が切り替わる時とは?

ビットコインに限った話ではありませんが、相場の流れは大きく3つに分類することができます。

上昇トレンド、下降トレンド、そしてレンジ相場の3つです。

このうち、現物取引で利益を得るためには、上昇トレンドに乗る必要があります。上昇トレンドが始まった直後にビットコインを購入し、上昇トレンドが終わる前にビットコインを売却すれば、相場が切り替わる前に利確することができます。

問題は、どうやってその切り替わりのタイミングを見つければ良いのか、ということです。

相場が切り替わるタイミングを見つけたいなら、テクニカル分析をしてみることをオススメします。

移動平均線やMACDなどの指標を使用することで、上昇トレンドの始まりと終わりをチャート上にリアルタイムで見つけることができます。

上昇トレンドが終わるタイミングをテクニカル指標で見つけられるようになると、下降トレンドに巻き込まれるリスクや、レンジ相場に掴まるリスクを回避し、適切なタイミングで利確することができるようになるでしょう。

相場というのは何の前触れもなく突然切り替わるものです。これこれこういう理由だからこのタイミングで切り替わったなど、具体的に説明することはできません。そのため、誰にも相場が切り替わるタイミングを予測することはできません。

もちろん、後々になってこのニュースがあったから相場が転換したのだろうと見当をつけることは可能です。しかし、トレンドが終了した後に理由がわかったところで、もはや手遅れです。

相場の切り替えは、いざ切り替わってはじめて認知できます。相場が切り替わる前の段階で予知することは誰にもできません。それだけに、投資家は常にチャートに目を配り、切り替わるタイミングを実際に観察する必要があります。

テクニカル指標は、そんな相場の切り替えのタイミングをもっとも早く、精確に知るためのツールです。

イナゴ相場への対処法

イナゴ相場とは、本来は特定の銘柄に対して個人投資家の買い注文が集中し、一時的に価格を押し上げる現象のことを指します。イナゴタワーとも呼ばれます。

このような現象はICOのような時価総額が低い銘柄に起こりやすく、現在のビットコインにおいては起こり難いです。

イナゴ相場が発生すると、一時的に価格が急騰するため、一見すると上昇トレンドが始まったかのように見えます。しかし、価格高騰後に個人投資家はすぐに売却して利確をするため、価格はすぐに反転し、元の価格まで落ちます。

もしもイナゴ相場に騙されて、高値でビットコインを購入すると、その後の反落に巻き込まれて含み損を抱えることになります。

ただ、ビットコインの時価総額は2018年以降、10兆円を越えています。一時的に個人投資家の買い注文が集中したとしても、イナゴタワーと呼ばれるような急騰はビットコインでは滅多に起こらないです。

これがまだビットコインの時価総額が低い頃ならば、個人投資家の資産であってもイナゴ相場を起こせたでしょう。しかし、現在のような時価総額が10兆円を超えるほど高くなったビットコインでは、個人投資家程度の資金力ではイナゴ相場を起こせないので、イナゴ相場に対してこれといった対策を立てる必要は基本的にないです。

イナゴ相場が発生する銘柄というと、時価総額が1000億円以下の小型の銘柄となります。ビットコインは既に大型の銘柄へと成長しているため、イナゴ投資家の餌食にはなり難いです。

仮にイナゴ投資家がビットコインに群がったとしても、一時的にちょっと価格が上昇するだけで終わるでしょう。イナゴ相場に対する最も有効な対策、それは無視することです。

利確のルールとは?

ビットコインの取引で、安定した利益を狙いたいなら、しっかりと自分の中で利確のためのルールを作っておきましょう。

ルールとは、このような展開になったらビットコインを売るなど、売買に関する取り決めを作ることです。

ルール通りに取引をすると、感情的な取引の回数が減るため、常に冷静な態度で取引ができるようになります。さらに、確実に利益を狙えるようになるため、利益が安定化するというメリットがルール作りにはあります。

利確のルールの作り方

利確のルールは、シンプルであればあるほど良いです。ルールが複雑になると、使用が難しくなり、いざという時に使えない恐れがあります。それならば、ここまで利益が出たら利確をするなど、シンプルでわかりやすいルールを作ると良いでしょう。

例えば、10万円分の値上がりがあったら利確をするというルールを作っておけば、10万円分の含み益を得た段階で毎回利確をすることになりますので、確実10万円という利益を得ることができます。

ただ、その時のビットコインの価格に応じて利確の幅を変えたいという時は、パーセンテージで利確のタイミングを変更すると良いでしょう。

例えば、1%の値動きがあったら利確するというルールを設定しておけば、ビットコインの価格に合わせて利確のタイミングを柔軟に変更できます。

時間に関するルールの作り方

利確のルールだからといって、必ずしも利益の幅を基準にルール作りをする必要はありません。時間軸を基準に利確のルールを作ることもできます。

例えば、月曜から木曜日までのいずれかの曜日でビットコインを購入し、金曜日になったら売却をするという時間のルールを作っておけば、金曜日には一旦清算となり、週明けには再び0の状態から取引できるようになります。

他にも、確定申告シーズン前になったらビットコインを売却するなどの時間に関するルールを作っておけば、確定申告シーズンのゴタゴタした相場に巻き込まれる前にビットコインを売却し、利確することができます。

確定申告シーズンが近づくと、投資家は今年の売上を計算するべく、一旦ビットコインを売却し、清算することが多いです。その影響もあってか、確定申告シーズンが近づくと、ビットコインの価格が落ちやすいです。

他にも、クリスマスや年末年始のような、相場が閑散としやすい時期は、投資参加者が少ないため、値上がりが期待できません。似た理由で、イースターやゴールデンウィーク期間中もビットコインのボラティリティが落ちやすく、稼ぎ難い時期となります。

このような投資をしても稼ぎ難い時期に入る前に利確をするというルールを作っておけば、無為に時間を過ごさずに済みます。

利確するメリット

保有するビットコインを売却し、利確をするメリットというと、まずビットコインの価格変動リスクを無くすことができるという利点があります。

利確をせず、ビットコインを保有している限り、含み益はどこまでいっても含み益でしかありません。利確をしない限り、この利益が本当の意味での利益になることはないです。

しかし、一旦利確をしてしまえば、今後は暴落に怯える心配がありませんし、なにより日本円にすることで自由にお金を使うことができます。

ビットコインは確かに送金という一面においては便利な通貨ですが、日常生活ではほとんど使用できません。価値があるといっても、日本円に替えない限り、お金としては使い辛いです。

このように、利確をするメリットは多く、一見するとデメリットが無いように感じられるのですが、実際はどうなのでしょう?

利確するデメリット

利確をするということは、保有するビットコインを売却するということです。つまり、利確をした時点で、今後値上がりによって生じる利益を放棄することになります。

ビットコインを売却した後に価格が高騰したとしても、それ以前に売却をしてしまった以上、値上がりによって生じる利益を得ることはできません。

このように、利確をすると、そのまま保有し続けていれば得られたはずの利益を逃すことになります。

さらに、日本の税法によると、ビットコインの所得税は決済をした段階、つまり利確をした時点となります。

もしも利確をした時の利益が高額だと、その分だけ税金も高くなるというデメリットがあります。

所得税が発生するとみなされる利確のパターンとは?

所得税の対象は、ビットコインを売却することによって得られた利益となります。

含み益は対象外となりますので、BTCの価格がどれほど値上がりしたところで、売却しない限りは税金はかからないです。

ただ、ここで一つ疑問が生じるのですが、税法上はどのような取引をすると、利確したと見なすのでしょうか?

利確に該当する取引

利確に該当する取引というと、まずビットコインを売却し、日本円に替えるパターンがあります。

2つ目のパターンは、ビットコインをアルトコインなど他の仮想通貨に替えるパターンです。

例えば、ビットコインが10万円の時に購入し、100万円まで値上がりした後にイーサリアムと取引をした場合、このイーサリアムと取引をした時点が利確のタイミングとなります。このケースならば、利益は90万円となります。

3つ目のパターンは、ビットコインを購入した後に値上がりが起こり、含み益が出た状態でBTC決済で商品やサービスを購入した場合、その決済をした時点をもって利確となります。

10万円のBTCを10枚購入し、100万円まで値上がりした後にBTC1枚を使って10万円の商品を購入した場合、BTC1枚あたりの利益は9万円となりますので、この9万円が所得税の対象となります。

ビットコインを円やアルトコインと交換した時のみならず、ビットコインで商品やサービスを購入した場合であっても、利確の対象となります。

利確に関する情報のまとめ

保有中にビットコインの価格が値上がりしたところで、そのビットコインを売却しない限り、利確とはなりません。ビットコインは売却してはじめて利確となります。

利確のタイミングを逃すと、相場の急な転換についていけず、含み益が減ってしまう恐れがあります。ビットコインを保有している限り、価格変動リスクから逃げることはできません。値上がりしたら、必ず利確をしましょう。

ビットコインを売却し、利確をしたら、その利益は課税対象となります。円だけでなく、アルトコインの取引や、ビットコインによる商品の購入も利確行為となりますので注意しましょう。

ビットコインの価格が上がった後に利確をし、税金を払った後に残った利益が、本当の意味でのビットコインの投資で得た収入となります。

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