ビットバンクの特徴やメリット・デメリット、手数料を詳しく解説!
- ビットバンクは金融庁に登録済み
- アルトコインの指値注文もできる
- ビットバンクの手数料を紹介
ビットバンクは2014年に設立され、2017年9月に金融庁の認可を受けた仮想通貨取引所です。
知名度があまり高くないため、取引成立に時間がかかったり、ほかの取引所と比べて取引価格が乖離するといったデメリットもあります。
しかしアルトコインの指値注文ができるのはビットバンクのメリット。
アルトコインの指値注文ができる取引所は少なく、この点は大きな特徴です。
この記事ではビットバンクの概要、メリット・デメリット、手数料、口座開設から取引開始の流れなどを説明します。
ビットバンクは取引所形式!金融庁にも登録済み
ビットバンクは2014年に設立された仮想通貨取引所です。
社名 | ・ビットバンク株式会社 |
---|---|
設立 | ・2014年5月 |
代表取締役 | ・廣末紀之(ひろすえ のりゆき) |
資本金 | ・86億4,209万円(資本準備金含む) |
金融庁登録 | ・2017年9月29日 |
取引形式 | ・販売所 ・取引所 |
売買手数料 | ・メイカー:-0.02% ・テイカー: 0.12%(一部銘柄を除く) |
セキュリティ | ・コールドウォレット ・マルチシグ |
ビットバンクは取引所なので、ユーザー同士で取引をします。価格は取引所が提示するのではなく、ユーザーが決めるのです。
2017年9月29日には、金融庁から仮想通貨交換業者としての認可を受けました。
金融庁からの認可を受けない「みなし業者」ではないので、安心して取引ができます。
ビットバンクで取引可能な仮想通貨は、次の37種類です。
- ビットコイン(BTC)
- ライトコイン(LTC)
- リップル(XRP)
- イーサリアム(ETH)
- モナコイン(MONA)
- ビットコインキャッシュ(BCC)
- ステラルーメン(XLM)
- クアンタム(QTUM)
- ベーシックアテンショントークン(BAT)
- オーエムジー(OMG)
- シンボル(XYM)
- チェーンリンク(LINK)
- メイカー(MKR)
- ボバネットワーク(BOBA)
- エンジンコイン(ENJ)
- ポリゴン(MATIC)
- ポルカドット(DOT)
- ドージコイン(DOGE)
- アスター(ASTR)
- カルダノ(ADA)
- アバランチ(AVAX)
- アクシーインフィニティ(AXS)
- フレア(FLR)
- ザ・サンドボックス(SAND)
- エイプコイン(APE)
- ガラ(GALA)
- チリーズ(CHZ)
- オアシス(OAS)
- ディセントラランド(MANA)
- ザ・グラフ(GRT)
- レンダートークン(RNDR)
- ビルドアンドビルド(BNB)
- アービトラム(ARB)
- オプティミズム(OP)
- ダイ(DAI)
- クレイトン(KLAY)
- イミュータブルエックス(IMX)
それぞれの最小注文数量は以下を参考にしてください。
- ビットコイン(BTC):0.00000001 BTC
- リップル(XRP):0.000001 XRP
- ライトコイン(LTC):0.00000001 LTC
- イーサリアム(ETH):0.00000001 ETH
- モナコイン(MONA):0.00000001 MONA
- ビットコインキャッシュ(BCH):0.00000001 BCH
- ステラルーメン(XLM):0.0000001 XLM
- クアンタム(QTUM):0.00000001 QTUM
- ベーシックアテンショントークン(BAT):0.00000001 BAT
- オーエムジー(OMG):0.00000001 OMG
- シンボル(XYM):0.000001 XYM
- チェーンリンク(LINK):0.00000001 LINK
- メイカー(MKR):0.00000001 MKR
- ボバネットワーク(BOBA):0.00000001 BOBA
- エンジンコイン(ENJ):0.00000001 ENJ
- ポリゴン(MATIC):0.00000001 MATIC
- ポルカドット(DOT):0.00000001 DOT
- ドージコイン(DOGE):0.00000001 DOGE
- アスター(ASTR):0.00000001 ASTR
- カルダノ(ADA):0.000001 ADA
- アバランチ(AVAX):0.00000001 AVAX
- アクシーインフィニティ(AXS):0.00000001 AXS
- フレア(FLR):0.00000001 FLR
- ザ・サンドボックス(SAND):0.00000001 SAND
- エイプコイン(APE):0.00000001 APE
- ガラ(GALA):0.00000001 GALA
- チリーズ(CHZ):0.00000001 CHZ
- オアシス(OAS):0.00000001 OAS
- ディセントラランド(MANA):0.00000001 MANA
- ザ・グラフ(GRT):0.00000001 GRT
- レンダートークン(RNDR):0.00000001 RNDR
- ビルドアンドビルド(BNB):0.00000001 BNB
- アービトラム(ARB):0.00000001 ARB
- オプティミズム(OP):0.00000001 OP
- ダイ(DAI):0.00000001 DAI
- クレイトン(KLAY):0.00000001 KLAY
- イミュータブルエックス(IMX):0.00000001 IMX
なおすべて日本円での取引になります。
ビットバンクはセキュリティと、アルトコインの指値注文もメリット
ビットバンクのメリットは次のとおり。
- セキュリティが高い
- アルトコインの指値注文が可能
ビットバンクの手数料については「ビットバンク(bitbank)の手数料はなにがある?」の章で紹介しています。
ここでは「セキュリティ対策」と「アルトコインの指値注文」について見ていきましょう。
コールドウォレットとマルチシグによるセキュリティ対策
ビットバンクは仮想通貨の流出対策として、「コールドウォレット」と「マルチシグ」によるセキュリティ強化を行っています。
コールドウォレットはオフラインで仮想通貨を管理するウォレット。「マルチシグ」は仮想通貨の送金に複数の秘密鍵(暗証番号のようなもの)を必要とする仕組みです。
ビットバンクの顧客資産は、すべてコールドウォレットで管理。
ホットウォレットでは、ビットバンクの自己資産のみを管理しています。
またイーサリアム以外の仮想通貨はマルチシグに対応済み。イーサリアムについても、マルチシグ化を検討中です。
ビットバンクはアルトコインの指値注文ができる
ビットバンクはアルトコインの指値注文が可能なので、売買価格を自分で設定できます。
自分の好きな価格で仮想通貨を売買できるため、より安い価格での購入や、高い価格での売却などタイミングを逃しません。
ビットバンク(bitbank)は取引数量の少なさがデメリット
ビットバンクのデメリットは、次の2つです。
- 仮想通貨の取引数量が少ない
取引数量が少ないと、「取引の成立に時間がかかる」、「ほかの取引所と値段が乖離する」といった問題も発生するでしょう。
これまでビットバンクには上記のデメリットがありましたが、2021年12月現在、このデメリットは解消されました。
以前ビットバンクが取り扱う仮想通貨は6種類でしたが、現在は37種類。
他の国内取引所ではあまり取り扱っていないクアンタム(QTUM)やチェーンリンク(LINK)なども取り扱っているので、珍しい仮想通貨を取引したい方にもおすすめです。
またシンボルとオーエムジーも他の仮想通貨同様、日本円での取引が可能になりました。
日本円からビットコインへの換金の手間がなくなったことで、これまで感じていたストレスも解消されるでしょう。
ビットバンク(bitbank)の手数料はなにがある?
取引所によって手数料の金額は様々ですが、ビットバンクの手数料はこれから紹介する通りです。
- 入金手数料
- 口座開設・維持手数料
また出金・送金手数料も必要で、手数料は仮想通貨ごとに異なります。
ビットバンク(bitbank)の売買手数料
2022年4月時点でのビットバンクの売買手数料は、次のように定められています。
- メイカー:-0.02%
- テイカー:0.12%
メイカー、テイカーともに一部銘柄を除く
メイカーは取引所の板に注文を作り出す方法で、テイカーは板に出された注文で約定する方法です。
メイカーで発注した場合、手数料を受け取れます。
ビットバンク(bitbank)の出金・送金手数料
日本円を銀行口座へ出金する場合や、他のウォレットに仮想通貨を送金するには手数料が発生します。
ビットバンクの送金・出金手数料が次のとおりです。
日本円 | <3万円未満の場合> 550円 <3万円以上の場合> 770円 |
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ビットコイン(BTC) | 0.0006BTC |
ライトコイン(LTC) | 0.001LTC |
リップル(XRP) | 0.15XRP |
イーサリアム(ETH) | 0.005ETH |
モナコイン(MONA) | 0.001MONA |
ビットコインキャッシュ(BCH) | 0.001BCH |
日本円の場合、出金・送金先の銀行口座を間違えると、組戻手数料として1,296円(税込)が必要に。出金・送金を確定する前に、誤った銀行口座を登録していないか、確認しましょう。
ビットバンクにはデメリットもありますが、手数料やセキュリティでのメリットも大きいです。口座を持っておくのは無料なので、とりあえず口座開設しておいてもよいでしょう。
次の章から、ビットバンクの口座開設方法を解説します。
ビットバンクのホームページから口座開設手続きを始めよう
ビットバンクで口座開設をする手順は、次のとおりです。
- ビットバンクの公式ページにアクセスし、メールアドレスを登録
- ビットバンクからのメールに記載リンクをクリック
- リンク先でパスワードを登録
- 顧客情報の入力
- 本人確認書類の提出
- ビットバンクから送られるハガキに記載の暗証番号を入力
ビットバンクのホームページからメールアドレスの登録さえすれば、あとは画面の指示に従っていくだけで簡単に口座開設が可能です。
ただしネット上での手続きはすぐに終わりますが、ハガキの到着を待つ必要があるので、口座開設には最低でも数日かかります。
口座開設後は、二段階認証の設定も行いましょう。
二段階認証はビットバンクにログイン後、「セキュリティ」タブから設定できます。設定には、「Google Authenticator」や「IIJ Smartkey」などの認証アプリが必要なので、まだ持っていない人はスマホにダウンロードしましょう。
ビットバンクで日本円や仮想通貨を入出金する方法
仮想通貨の取引をするには、開設した口座へ日本円か仮想通貨を入金しなければなりません。
ビットバンク(bitbank)で日本円を入金する
「入出金」タブから、日本円を選択しましょう。振込先の口座が表示されるので、そこに日本円を入金しましょう。
入金の際には、振込依頼人を「入金番号+あなたの名前」にしなければなりません。
なお入金方法は銀行振込のみで、振込手数料はユーザーの負担です。
ビットバンク(bitbank)で日本円の出金をする
日本円の出金は、入金のとなりにある「出金」を選択。出金先の銀行口座を入力すれば、完了。
出金手数料として550円、3万円以上の出金は770円かかります。
ビットバンク(bitbank)で仮想通貨の入金をする
仮想通貨をビットバンクの口座へ入金するには、まず入出金タブから、入金したい仮想通貨を選択。
「預入」のボタンを選ぶと、アドレスとQRコードが表示されます。
ほかのウォレットで、アドレスを入力するか、QRコードを読み取れば、ビットバンクの口座に入金されるのです。
ビットバンク(bitbank)で仮想通貨の出金をする
ビットバンクにある仮想通貨を他のウォレットに出金(送金)するには、まず「預入」の隣にある「引出」ボタンを選択。
その後出金(送金)先のアドレスと数量を入力すれば、完了です。
出金には手数料が必要で、手数料の金額は仮想通貨により異なるので、確認しておきましょう。
ビットバンクで仮想通貨を買う!成行・指値注文を選択しよう
ビットバンクでの仮想通貨の取引は、次の手順で行います。
- 売買する仮想通貨の種類を選択
- 指値注文か成行注文を選択
- 価格・数量を選択し、注文を確定
まずは取引する仮想通貨の種類を選択しましょう。その後「注文」ボタンを押せば、取引画面へ移動します。
ビットバンク(bitbank)の成行注文
成行注文は数量だけを指定する注文方法です。
価格を指定しないため、すぐに注文が成立するのが特徴。
- 「買い」か「売り」を選択
- 売買したい数量を指定
- 注文を確定
売買したい数量を指定すれば、購入に必要な日本円を自動で計算してくれるのです。
ビットバンク(bitbank)の指値注文
指値注文は価格と数量を指定します。
指値注文は注文がすぐに成立するとは限りませんが、「この価格で買いたい(売りたい)」と思ったときに便利な注文方法です。
- 「買い」か「売り」を選択
- 売買したい数量を指定
- 価格を指定
- 注文を確定
価格と数量ともに好きな値を設定できます。ただし相場からかけ離れた価格を設定すると、取引はなかなか成立しません。
価格設定に迷った場合は、画面左に表示されている板を参考にしましょう。
緑色の数字付近の値を指定すれば、取引は成立しやすくなります。板の数字を押せば、その価格が自動で価格欄に反映されるので、簡単に指定可能ですよ。
ビットバンクで手数料を抑えて、安全に仮想通貨取引をしよう
ビットバンクは知名度が低くてもメリットがたくさん
ビットバンクはテレビCMを放映していないので、他の取引所に比べると知名度が低いかもしれません。
しかし仮想通貨の取引量やセキュリティ、アプリなどが国内の取引所の中で1位を獲得するなど、人気が高いことが分かります。
口座開設料や口座の維持費は無料なので、気になったらまずは口座の開設をおすすめします。
ビットバンクなら、初心者でも安心して仮想通貨取引が始められるでしょう。